水郷田名に弓矢の神様=武門の神様として信仰されている古社「田名八幡宮」はある。延暦17年(798)に天地大明人を勧請して祀ったとされる。御祭神は応神天皇である。江戸期から大山道の宿場として栄えたという「水郷田名」、昭和初期まで鮎漁や鵜飼いが行われ行楽地として大いに賑わった。今は住宅街の真ん中に社歴と風格を誇りつつひっそりと鎮座している。鳥居を抜けると正面に幾たびかの風水害や火災で社殿を破損&焼失するも元禄2年(1689)に再建された「本殿」、左手には「神楽殿」、右手に「社務所」がある。境内には相模原市の保存木が神域を覆っている。新年1月も終わろうとしているが拝殿にはまだしめ縄が飾られている。(1701)








