座間市緑ヶ丘に四季の花で彩られ市民の憩いの場、座間八景の一つとなっている「かにが沢公園」はある。園内は初冬から早春にかけては「梅花」、春には「桜」が美しく咲き、秋には「天上の花」といわれる「曼珠沙華」が園の斜面を美しく彩る。この時季は「ソメイヨシノ」と「神代曙」あわせて30本、ハナモモが美しく園内を満開となって彩っている。もう一つ当園の目玉となっているのが「芝桜」である。相模川の芝桜ラインとは比較できない本数であるが、当園の東側斜面をホワイトとピンクの「芝桜」が咲き始め桜とのコラボレーション美を創り出している。今日あたりから気温も上昇、春の陽気となり、あと一週間もすれば満開となって見ごろを迎える。(1904)
相模原市南区東大沼に第12代・景行天皇の皇子の日本武尊が御東征時、大沼にて災難に遭われたこの時、鎮の神として日本武尊により勧請されたと伝えられる「大沼神社」はある。創建は享保21年(1736)。「相模国大沼弁財天」を守護神として出陣の欅製の木版を作製したものが起元という説がある。新田集落の守り神として創建された大沼神社(大沼弁財天)には数々の伝説がある。「鳥居」を抜けると堀で囲まれた「社殿」が正面にある。堀には「石橋」が架けられている。この堀は相模大野近辺を通り境川に注ぐ「深堀川」の源泉である。江戸時代の頃、相模原の台地上にあってわずかに窪んだ地形で大沼という沼があったという面影か残るのはここ大沼神社だけである。境内には数本の桜が満開となっていた。(1903)
台東区浅草に都内最古の聖観音宗総本山寺院で「浅草観音」、「浅草の観音様」と呼ばれる「金龍山浅草寺」は鎮座している。創建は推古天皇36年(628)。1400年の寺歴を有する古刹である。本尊は秘仏の「聖観音菩薩」である。浅草と言えばまず都内で唯一の「坂東三十三観音霊場13番札所」ここ「浅草寺」であり、「浅草文化観光センター」、三年前オープンした新名所のビル丸ごと物産館の「まるごとにっぽん」、そして「吾妻橋」を渡って「東京スカイツリー」といつ来ても大勢の人で賑わいを見せている。表参道入口「雷門」を潜ると参拝者、観光客でごった返す「仲見世」を抜けると、広大な境内の敷地に建ち並ぶ朱色鮮やかな「宝蔵門」、そして正面の「本堂」、本堂左手に本尊8体を安置する「影向堂」、「五重塔」、右手に「二天門」がある。今、数種の桜咲き揃うシーズン真っ只中、その境内伽藍の荘厳さ、豪華絢爛さには日本人のみならず多くの外人観光客の目も釘付け、心奪っている。(1904)