鎌倉市植木に真言宗大覚寺派寺院「城護山圓光寺」は鎮座している。開山は澄範、開基は初代玉縄城主の北条氏時。北条氏時が永禄年間(1558~1570)に澄範を招いて玉縄城内に創建。その後、玉縄城が廃城になり現在地に移転した。本尊は不動明王である。302号線=玉縄藤沢線の植木郵便局あたりから左折、先に訪れた「貞宗寺」を更に奥に進んだところに構えられている「寺号標」から石段を上っていくと正面に入り母屋造りの「本堂」がある。本堂右側に昭和53年(1978)に改築した「薬師堂」がある。堂内には行基作と伝わる薬師如来像、十二神将像が祀られている。境内には石塔、庚申塔が建つ。60年に一度開帳される秘仏である。かつては鎮座していた玉縄城内からに現在地へ移転するも形成された静寂な寺域にて460年近い寺歴を刻んでいる。(2103)
最新の画像[もっと見る]
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます