相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

日蓮の「星下りの奇端」を伝える「星梅山妙傳寺」

2022-10-01 07:36:35 | 寺院
厚木市依知と金田には「日蓮上人」に纏わる星下りの伝説があることで知られる「星梅山妙傳寺」「宝塔山蓮生寺」「明星山妙純寺」の三つのお寺がある。依知「星下がり伝説」とは龍の口の難を逃れ、相州依智で佐渡行きを待っていた時、月に向かって祈祷すると星が落ちて庭の梅の枝にかかったというもの。鎌倉時代依知郷を領していた本間六郎左衛門重蓮の屋敷跡に建てられた最大の寺院が「星梅山妙傳寺」(星降院)である。旧本山は中山法華経寺で創建は弘安元年(1278)。本尊は一塔両尊四士である。日蓮聖人が鎌倉片瀬龍ノ口法難後、佐渡へ流罪される途中、当寺に滞在したといわれている。長い参道を進むと両脇間に「毘沙門天」と「持国天」を安置している「山門=二天門」(延享3年=1746建立)が構えられている。「二天門」を抜けた境内の正面に重厚感ある「星降殿」(本堂)と右側にされ「釈迦如来立像」が安置されている入母屋作りの「釈迦堂=独尊堂」(17世紀後半建立)がある。緑の木々包まれ、彼岸花が咲く寺域は静寂そのものであった。(2209)
 
 
 
 
 
 
 

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