相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。今当園はメタセコイア、モミジ、カエデ、広葉樹の紅葉で彩られて一年で一番美しいかもしれない。「紅葉の丘」傍の「衆遊の庭」の一画に数株の「マンリョウ」が植栽されている。今、葉の下側に幹を取り囲むように赤い実をたくさんつけている。マンリョウ」は東アジアの広い範囲に見られるサクラソウ科の常緑低木。茨城県以南の太平洋岸と鳥取県以南の日本海岸に分布する植物である。秋から冬になる赤い実は艶やかで美しく「センリョウ」共に正月飾りに用いられる。中国名は「百両金」、「黄金万両」、「朱砂根」で、日本ではかつて「アカキ」と呼ばれていた。同じように赤い実をつける「センリョウ」より美しく価値が高いことから江戸時代中期以降から「万両」と称されるようになった。この実がお目見えしたということは今年もいよいよ終わりに近づいている証である。(2311)
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