相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。当園で今、「梅」が終焉間近で、咲き揃い始めた「クリスマスローズ」が主役になろうとしている。追いかけるようにアスレチック広場側のアジサイ順路の中間ほどに植栽されている数株の「アセビ」がドウダンツツジに似た壺型の花を枝先から多数垂れ下がるように咲き始めている。「アセビ」(馬酔木)はツツジ科の常緑低木である。別名は「アシビ」とも言う。花の直径は6~8ミリほどで口のところは浅く五つに裂け、内部には10個の雄しべと1個の雌しべがある。花の集りである花序の長さは10~15センチほどで若葉は赤みを帯び紅葉しているかのようで美しい。「万葉集」にも春に咲くスズランのような小花からその名が登場するほど古くから親しまれてきた花木である。ヒマラヤアセビ、ヒメアセビ、オキナワアセビ、斑入りアセビ、コウザンアセビ、ホナガアセビ、ウケザキアセビ、ベニバナアセビなど種類は多い。(2203)




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