足柄上郡開成町吉田島に旧吉田島村の鎮守「吉田神社」はある。古くは「三島社」と呼ばれ、「源頼朝」が伊豆の三島から西相模へ勧請した八社の内の一社である。創建は江戸中期(1651~1745)。御祭神は大山祇命、大山咋命、大国主命、須佐之男命。本殿は宝暦14年(1764)江戸中期の建築で正高が元文5年(1740)奉納した「御神鏡」が祀られている。旧古田島村には享保17~延亨3年(江戸期1732~46)の14年間、足柄上・下郡73ヶ村を管轄した代官「蓑笠之助正高」の陣屋が置かれていた。明治7年(1874)に津島神社、山王社、守護神社、社宮社等5社を合祀し神仏分離令により「吉田神社」へと改称した。末社には地神社、稲荷社、天神社、浅間社を祀る。酒匂川「十文字橋」を直進した自治会館の右側に鎮座している。「鳥居」を抜けると正面に赤い屋根をした「社殿」がある。境内の社殿の左側境内の一角には現在ご神木となっている榧と欅が根元からともに成長した大きな「夫婦木」となって聳えている。本殿前にはユニークな顔と髪型の狛犬が両側で見守っている。(2201)






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