★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

さよなら妄想鉄球、こんにちは絶望先生

2010-06-21 23:20:15 | 漫画など
先週から、頭の後ろに鉄球がある感じだったが、こういうのは寝不足か勉強不足が原因だ。仕事を二つ三つ片づけて寝たあと、ご飯を食べたら少しからだが軽くなった。

久米田康治の「さよなら絶望先生」の第一集を読む。

昨年は一年かけて「ジョジョの奇妙な冒険」のうち、いままで単行本化したのを読破したのだが(何巻あったんだこれ?私の知能指数より確実に多かった……)、私に残ったのは「作者が持ってるようなこんな持続力は私にはない、よって私は死ね」とか「ときどき絵が複雑すぎて、ヘーゲルやマルクスでもないのにコマを飛ばし読みしてる私は死ね」とか「作者はがんばっている、おれもがんばらなきゃ、とか思っているぬるい俺は死ね」とかいう絶望感しかなかった。

というわけで、いま好きなのは「さよなら絶望先生」と「賢い犬リリエンタール」です。

30歳近くになってまんが読み出した私は、当然子どもたちがまんがを読んで喜ぶ気持ちが全く分からない。教育者として死んだも同然。