★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

文学の授業なのに音楽聴いて愉しんでるので、シラバスは思い切り無視されている

2010-06-24 23:41:09 | 音楽
授業で、セリー主義とミニマルなどの紹介をしながら、20世紀以降の芸術の形式化について話す。

学生の評判が良かった?曲を順に並べてみると

ライヒ「Come out」→ラヴェル「ボレロ」→久石譲「メーヴェとコルベットの戦い」→ウェーベルン「5つの管弦楽作品」→伊福部昭「ゴジラのテーマ」→ Perfume「ポリリズム」→ライヒ「砂漠の音楽」

スティーブ・ライヒの「Come out」は何回聴いても(←そりゃそうだ……)びっくりする。このあとに「ポリリズム」きいてもあまりのぬるさに反応がわるくなるのはよく分かる。日本のかわいい文化は大陸の偏執狂的持続力に負ける。

聴いたことなかった人は、是非全曲通して聴くようにするといいと思う。試験の前などに聴けば、発狂寸前の頭にダイレクトに作用し、涅槃に行ける。