★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

すばらしき翻訳の世界

2010-06-14 07:37:05 | 日記
さっき、ブログ全体を英語に自動翻訳してみたのだが、けっこう面白いぞ。

「いつか私もビバリーヒルズに住むでやんす」というタイトルがまずこんな風に

I live in Beverly Hills sometime Mudeyansu

最後のいまいちなセンスの会話……

「ミスター・ワタナベに電報です」
「センキュー!ちょい待ち、チップあげるでやんす」
「ワーオです」
「ほれ、もってけ、日本の千円札でやんす」
「ここに印刷されてあるのは漱石さんっすか」
「べらんめえ、英世さんでやんす。やっこさん、アメリカに墓があるんでやんす」
「ワーオでやんす」

は次の通り。

"Mr. Watanabe is a telegram."
"Sen queue! Think again, I'll chip in Su ceased."
"Wow it."
"Fall in love, only thereby ceased Su in Japanese thousand yen bill."
"There are printed here or Ssu Soseki's"
"Young tough, Mr. Su ceased in Hideyo.'s Yakko, Su, I have a grave in the United States ceased."
"Wow Su in intermittent"

これを更にヤフーの自動翻訳にかけて和訳すると、

「ワタナベ氏は、電報です。」、「センは待ち行列を作ります!もう一度思ってください。私はSuが止んだと割り込みます。」、「それをわかせてください。」、「愛の秋は、それによってだけ日本の千夢法案でSuをやめました。」「そこで、ここで印刷されるか、Ssuソウセキのものです」「若いタフな人(ヒデヨでやめられるSu氏)。ヤッコ(Su)が私ですアメリカ合衆国の墓が、止みます。」「断続的なものでSuをわかせます」

これを更に英語に自動翻訳……更に日本語に……を何回か繰り返した結果こうなった……

「ワタナベは、電報です」。「センは待ち行列を作ります!もう一度考えてください。Suが止まったとき、私はそれをシャットアウトしました。私はすることができて、それで、興奮させることができます(それ)。私は秋のもので1,000の日本の理想的な要請によってSuを止めました。そして、「それによって愛してください。「Ssuソウセキのものであるそらは、ここで印刷されます」、「若い手ごわい人」∥(Su氏は、ヒデヨにいました)。ヤッコ(Su)が私であるアメリカ合衆国の墓は、止まります。私は「断続的なものでSuを興奮させることができます」

なんだか、ポルノ調になってきている気がしないでもない……

私には壁ばかりの

2010-06-14 01:43:26 | 思想
長原豊氏の「ブリダンの驢馬と血気 ケインズの〈永遠の現在〉」を読む。この人の文章も、読む人がある覚悟をもつことを要求する、というか体調を整え、潜水する気持ちにならなければならない。注(53)にはびっくりしたわ。「以下の論攷を一興として提示しておく」。スピノザの有名な比喩、「ブリダンの驢馬」のように、秣と水桶にまよう驢馬どころじゃなく、まさになさけなくあたふたしながら読み終えたら、最後の注が「一興として」ときたから、どぎまぎしてしまったよ。

動揺したところで、ゲオルゲの詩集のなかから「ニーチェ」を取り出して読む。詩の後半、全く意味が分からない……。それにこれは翻訳だし……。また、どぎまぎする。

昨日フロイトの「トーテムとタブー」の戦前の翻訳に半日つきあってから、かなり動揺しているのだ。

おかげでコーヒーが不味い。

自分が知らない事柄の壁……翻訳の壁……自分とは違う気質の文章の壁……