★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

The Beast from 20,000 Fathoms

2011-08-22 23:20:11 | 映画
「共同幻想論」を読んでいたら朦朧としてきたので、「原子怪獣現わる」(The Beast from 20,000 Fathoms 1953)を見る。「ゴジラ」製作のきっかけとなったといわれる作品である。

北極で某国が核実験をやらかしたら、その場でいきなり恐竜が復活・巨大化(←はやっ
海流に乗ってアメリカに攻めてくる(←いいとこついてるね。

いても立ってもいられぬ老科学者、海に潜って確かめにゆく。(←恐竜発見した若い奴がいけよ。


いました。

船上から呼びかけても応答がない。(←若者よ、お前が直接行け



ポチョムキン風な画像で引き上げ開始っ


もうだめだ


アメリカは移民の国だと聞いたの。僕も働きたいですっ、よっこいせっと。


のそのそ




のそのそ。職安はどこだろう……

日本の原子怪獣は、広島ではなく東京に放射能を撒き知らしにきたし、ちゃらちゃらした東京タワーをぶん投げた後、皇居の前でくるりと帰っていく明らかな知恵者であったが、アメリカに来たこいつは馬鹿だったので、就職できなかった腹いせに遊園地に遊びに行ってしまった。


なんか狭いっ


狭い


のそのそ

結局、若い科学者の思いつきであっけなく死にました。この映画の結論──、古いものは若者や新しい科学によって亡びます、か。ひどいな、さすがアメ×カ。仇はとってやる(モスラ談)