![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/9c/b62e474b9f50a951281cb31b80b5a79b.jpg)
故、爾くして、相武国に到りし時に、其の国造、詐りて白ししく、「此の野の中に大沼有り。是の沼の中に住める神は、甚だ道速振る神そ」とまをしき。是に、其の神を看行さむとして、其の野に入り坐しき。爾くして、其の国造、火を其の野に著けき。故、欺かえぬと知りて、其の姨倭比売命の給へる嚢の口を解き開けて見れば、火打、其の裏に有り。是に、先づ其の御刀を以て草を刈り撥ひ、其の火打を以て火を打ち出して、向ひ火を著けて焼き退け、還り出て、皆其の国造等を切り滅して、即ち火を著けて焼きき。故、今に焼遺と謂ふ。
戦争反対!