プロ野球球団の買収を拒否された恨みから野球界のドンの鼻を明かすために、長野県の名門進学校の弱小野球部を買収し資金力と冷徹なマネジメントで甲子園に出場させると宣言する実業家小金澤結子にかき回されながら、練習に明け暮れ勝利の味を知り結束していく高校生たちの姿を描いた青春小説。
私は「もしドラ」を読んでいないので(あれだけ流行ると読む気になれない天の邪鬼)断言しませんけど、野球をひたすら経営の論理で押し進める姿や、表紙イラストにミニスカ女を大きく描くのは、もしドラのパクリかパロディのつもりなんでしょうね。
対戦相手を徹底的に分析し、資金力にものをいわせて選手全員にキューバナショナルチームの選手を個人コーチに付け、マネージャーの美貌も資源とし、相手チームの選手を陥れと、野球小説の常道を踏み外した意外性が、読み味です。
野球センスゼロの下手の横好きでいつもベンチのキャプテン昇平の語りで進められ、マネージャーあずみへの思いが度々語られますが、それでも昇平がしごかれて名選手になったりしないあたりが、野球青春小説じゃなくて経営的な視点なんでしょうね。

永田俊也 文藝春秋 2010年7月10日発行
私は「もしドラ」を読んでいないので(あれだけ流行ると読む気になれない天の邪鬼)断言しませんけど、野球をひたすら経営の論理で押し進める姿や、表紙イラストにミニスカ女を大きく描くのは、もしドラのパクリかパロディのつもりなんでしょうね。
対戦相手を徹底的に分析し、資金力にものをいわせて選手全員にキューバナショナルチームの選手を個人コーチに付け、マネージャーの美貌も資源とし、相手チームの選手を陥れと、野球小説の常道を踏み外した意外性が、読み味です。
野球センスゼロの下手の横好きでいつもベンチのキャプテン昇平の語りで進められ、マネージャーあずみへの思いが度々語られますが、それでも昇平がしごかれて名選手になったりしないあたりが、野球青春小説じゃなくて経営的な視点なんでしょうね。

永田俊也 文藝春秋 2010年7月10日発行