おかっぱ黒髪の日本人モデルとしてパリで見出されてトップモデルとして活躍した山口小夜子(2007年没)の生前の書籍や雑誌への寄稿、インタビューなどを切り貼りして構成した言葉集。
美容・メイク関係の章(76~87ページ)だけ具体的/実用的?な文章が続いていますが、それ以外は短めの印象重視の切り出しでテーマとの関連もあいまいなものが多く、流し読みながら気になるフレーズを探すような本かなと思いました。
「服の主張をまず聞いてみる」(115ページ)、「自分を一瞬『無』にして『どう着てほしいの?』って服に聞くと、フッと服が言うのね。『もっと手を広げて袖を見せてほしい』とか」(123ページ)、「私は地球上にあるものなら何でも着られるとおもう。光でも木でも飛行機でも壁でもビルでもテレビでも電気でも黒板でも何でも着れるという自信がある」(121ページ)などの発言が私の目を惹きました。その道を究めたというかそれを生業にしている人の見方、感覚にはやはり独特のものがあるのだなと思いました。
山口小夜子 講談社 2024年6月25日発行
美容・メイク関係の章(76~87ページ)だけ具体的/実用的?な文章が続いていますが、それ以外は短めの印象重視の切り出しでテーマとの関連もあいまいなものが多く、流し読みながら気になるフレーズを探すような本かなと思いました。
「服の主張をまず聞いてみる」(115ページ)、「自分を一瞬『無』にして『どう着てほしいの?』って服に聞くと、フッと服が言うのね。『もっと手を広げて袖を見せてほしい』とか」(123ページ)、「私は地球上にあるものなら何でも着られるとおもう。光でも木でも飛行機でも壁でもビルでもテレビでも電気でも黒板でも何でも着れるという自信がある」(121ページ)などの発言が私の目を惹きました。その道を究めたというかそれを生業にしている人の見方、感覚にはやはり独特のものがあるのだなと思いました。
山口小夜子 講談社 2024年6月25日発行