特許法と著作権法についての入門書ふうの教科書。
知財ビジネスのプレイヤーが儲けのために策略をこらし抜け穴を突こうとするのを解釈や法改正で塞ぎ、儲けの分け前を調整してきた様子がそこはかとなく窺われます。著作権法の方はそれなりに知っているけど特許法の方はなじみがない私には、特に特許法の方にそれを感じました。
法律の条文を説明することなくいきなり、何条何項はこの場合適用を排除されるなんて記載が散見されます。手許に六法か、e-Gov 法令検索を開いて条文を参照する覚悟がある勉強したい人が読者層として想定されていて、「読み物」として読むのは難しいと思います。
「それってパクりじゃないですか?」を読んでからこれを読むと、特許法の教科書の半分近い項目は「それってパクりじゃないですか?」で一応説明されていたのだなと感じました。理屈としてはこちらの教科書を読んでから小説の方を読めばよくわかるということかと思いますが、初学者には小説を先に読む方が理解できそうです。
小泉直樹 有斐閣 2024年5月15日発行(初版は2012年10月30日)
知財ビジネスのプレイヤーが儲けのために策略をこらし抜け穴を突こうとするのを解釈や法改正で塞ぎ、儲けの分け前を調整してきた様子がそこはかとなく窺われます。著作権法の方はそれなりに知っているけど特許法の方はなじみがない私には、特に特許法の方にそれを感じました。
法律の条文を説明することなくいきなり、何条何項はこの場合適用を排除されるなんて記載が散見されます。手許に六法か、e-Gov 法令検索を開いて条文を参照する覚悟がある勉強したい人が読者層として想定されていて、「読み物」として読むのは難しいと思います。
「それってパクりじゃないですか?」を読んでからこれを読むと、特許法の教科書の半分近い項目は「それってパクりじゃないですか?」で一応説明されていたのだなと感じました。理屈としてはこちらの教科書を読んでから小説の方を読めばよくわかるということかと思いますが、初学者には小説を先に読む方が理解できそうです。
小泉直樹 有斐閣 2024年5月15日発行(初版は2012年10月30日)
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