なあむ

やどかり和尚の考えたこと

静岡にて5

2010年09月03日 05時52分03秒 | 布教活動

今日も4時ころに目覚め、顔を洗い頭を剃って、昨日の報告書を書き、日の出とともにブログを書いています。
昨日は特に疲れました。
暑さもあるのですが、午前の教場で、教場主が「高座を用意しましたので」ということで、思いもよらず高座説教となりました。
高座というのは、その名のとおり、高さ三尺あまりのところに半畳畳を敷いた説教台で、その上で坐禅を組んで話をするのが高座説教の形です。
今では授戒会以外ではほとんど行われない古い形の説教スタイルなのですが、おそらくは教場主がそれほどの気持ちで迎え入れてくれたのだと思い、断ることもできず、勤めさせていただきました。
なれない形での緊張感と、坐禅の位置が定まらず変なところに力が入り、そのまま1時間半という状況に、終わってホトホト疲れました。
でも、昨晩は静岡最後の夜ということで、シーラカンスさんと二人で蕎麦屋で一杯やりながら(シーラカンスは当然呑みませんが)ゆっくり話ができたことで、気持ちの疲れはとれました。
今日は最終日で、午前の教場が終われば山形に帰ります。
今回の巡回は、5日間で8教場、午前午後の1日2教場の日が3日もあり、それよりも何よりもこの暑さでなかなかハードでした。
こうやって、一日一日を一期一会の心持ちで過ごして、生きている喜びを感じていきたいと思います。