昨日はシャンティ国際ボランティア会(SVA)の臨時理事会でした。
議題はパキスタン洪水緊急救援について。
パキスタン全土の5分の1が水に浸かり、人口の1割にあたる1700万人以上が被災してといわれる大災害なのですが、日本ではあまり報道されません。
地震のようにドンと一気に被害が見える災害と違って、水害はジワリジワリと広がっていくことからニュースになりにくいという事情があるのでしょう。
また日本では、コップの中の嵐の方が大きいために、外に目が向かないということもあるのでしょう。
みんなが無関心のうちに、被害は、国の存続にも関わるような甚大な規模になっていました。
救援活動スタートには遅すぎた観もあるのですが、当初の被災地域がタリバンが力を及ぼしている地区でもあったことから、外国人と外国団体に対する攻撃も予想されたため、発動に躊躇していたという理由があります。
現在は国土全域にまで被害が広がっており、また、現地NGOとの協働も見通しがついたことから、理事会での協議となりました。
結論として、救援活動を開始することになり、スタッフを現地に派遣することにしました。
治安と感染症に気をつけてSVAらしい活動ができるように期待しています。
救援のための募金も開始しますので、お志のある方はお願いします。