なあむ

やどかり和尚の考えたこと

おさいど

2011年01月13日 23時58分44秒 | 松林寺

今日は松林寺の「おさいど」でした。

「お柴灯」のことですが、小正月の前晩に行われる祈祷として始まったものだと思われます。

子供の頃は、寺の裏の田んぼに4~5メートルもあろうかと思われる藁の塔を建てて、村人みんなが集まった賑やかな行事でした。

習字の半紙を燃やしたり、餅を焼いたり、煙管でタバコをふかしたりしていた光景が目に浮かびます。

今では、隣組単位であったり、家々で行われようになりました。寺でもこぢんまりしたおさいどになっています。

それでも、門松やお守り、お札や位牌などを焚く意味はあり、大切な冬の行事です。

寒い雪中、村人が顔を合わせて無事を確認しながら火を囲んで暖まる、という絆の行事でも合ったのかもしれません。

同じ意味で、明日は宿用院の「お焚き上げ」です。