なあむ

やどかり和尚の考えたこと

大震災88 ツアー報告

2011年09月06日 18時48分00秒 | 東日本大震災

予告通り、2日から5日までまけない!タオル配布ツアーでした。

2日には、昼食に芋煮の炊き出しも行い、今回も大変好評をいただきました。

2日のライブは、炊き出し会場と同じ南相馬市原町第二中学校体育館。

この学校への避難者と、近隣からの来場者もありました。

3日は岩手県に移動し、大槌町吉里吉里中学校グランドの仮設住宅でのライブ。

4日は、陸前高田で高田高校とオートキャンプ場モビリアの仮設住宅でのライブでした。

岩手は、シャンティ国際ボランティア会(SVA)の移動図書館とのジョイントとして実施しました。

心配されたのは台風12号。近畿地方に甚大な被害をもたらしましたが、申し訳ないぐらいツアーの会場では雨に当たることはありませんでした。

「最近晴れ男だ」などと書きましたが、やなせななさんも晴れ女ということで、パワーが倍増したかもしれません。

どの会場でも「あがらない雨は降ったためしがない、と言います。どんなに土砂降りでもいつか必ず晴れると信じています。このタオルを支援してくれた、全国の被災地を応援したいという多くの皆さんと共に一緒に乗り越えていきましょう」と呼びかけました。

そしてななさんの歌声です。

「心の傷を優しく包む絆創膏のような」歌声に、聴く人皆が心を癒され、感動を受けていました。

「やなせなな」という名前は全国的にはほとんど知られていないと言っていいでしょう。

集まってくる人も、歌を聴くまでは「歌う尼さんてどんな歌歌うの。素人?」というようなイメージでしょう。

ところが、澄んだ声に耳を澄ましていくうちに、ほとんどの人が聴き入ってしまいます。

ライブが終わったときには全員がファンになっていると言っていいでしょう。

実際に、「俺は南相馬支部ファンクラブの支部長になる」と言った男性がいました。

芸能人のように名前が知られているから人が集まるわけではありません。だからこそ、純粋に歌に聴き入り、確実に人々の心をつかんでいきます。

今回のツアーで、タオル1000枚、やなせさんからのプレゼントのCD200枚を被災地に届けることができました。

歌の依頼が増え続けているようなので、なかなか時間をつくっていただくのが難しいのですが、また機会を見て被災地周りをしたいと誓いました。

20110902_191724

20110904_123512_2