なあむ

やどかり和尚の考えたこと

SVAの日宣言

2013年12月08日 11時18分09秒 | シャンティ国際ボランティア会
昨日はSVA理事会に引き続き、SVAの日のつどいでした。
SVAの設立総会が1981年12月10日だったのに因みに、毎年この時期に開催されます。
その時に読み上げられる「SVAの日宣言」というものがあります。
SVAにつどう熱意を高らかに謳っています。
以下全文

SVAの日宣言

NGOの道は「けものみち」を行くのに似ているー。
SVA発展の礎となり、中心となった先達、故有馬実成師はこう語った。
インドシナ難民の支援活動から始まった我々の道程は、文字通り、道なき道を行くに等しかった。
お金も知識も技術もない、ずぶの素人集団による手探りの歩みだった。
「苦しむ人を座視できない」「子どもの笑顔こそ未来の希望」ー。
そんな思いで活動を続けてきた我々は、むしろ、数多くの人々に支えられ、助けられ、学んだのは我々自身だったことに気づかされた。
〈シャンティ〉ー平和・寂静ー。
我々の願いがここに込められている。
あらゆる民族や文化や立場の違いを超え、一人ひとりの人間の尊厳が尊重され、一人ひとりが主人公となり、心の平安のうちに生きる。
それこそ世界の平和の基である。
時あたかも、テロの恐怖や民族間の対立などによって、混迷を深める現代世界。
しかし、憎しみに対し、憎しみで応ずることによって決して平和が訪れることはない。
心の平安に根差した社会の平和ーシャンティが今こそ求められている。
12月10日。この日は、1981年、SVAが設立総会を開催した日。
すなわち、我々がその志と願いを高らかに宣言し、お互いの連帯と協働を誓い合った日である。
この日を、我々SVAの原点回帰の時としよう。
そして、我々の志と願いを高め合い、お互いの絆をさらに強く結び、さらなる道程へと新たな一歩を踏み出そうではないか。
〈自らを変え、社会を変える〉〈共に生き、共に学ぶ〉ー、
一人の傑出した覚者や為政者が世界を導く時代は終わった。
一人ひとりの平凡な市民が覚醒し、立ち上がり、手をつなぎ、世界を動かす時が来た。

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何べん読んでも胸が高鳴り、熱くなります。
これからも、この心を伝え、広めていきたいと思います。