♪゜・*:.。. .。.:*・♪
三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
9月10日日曜日。
今朝は東京からお送りしています。
昨日は高尾のお寺で法話を一座務めまして、今日から16日まで島根の特派巡回です。
8月は島根県の隠岐の島でしたが、今回は本土、松江周辺を回ります。
松江周辺は過去に二度巡回しましたが、とてもいいところです。
松江城、出雲大社、小泉八雲記念館、足立美術館、宍道湖から見る夕焼け。
名所も数々あります。
教場の寺院さんからは「また同じ顔か」と嫌がられるのかもしれません。
巡回地を私が選べるわけでもなく、日程の組み合わせによるご縁としか言いようがありません。
以前の法話を覚えておられる方がいたら「少し成長したな」と受け止めてもらえるよう頑張って努めます。
さて、演劇『焼け跡』のチラシとポスターが出来上がりました。
8日に第3回目の実行委員会があり、これから本格始動です。
11月14日、最上町中央公民館に400名の観客を目標にしています。
町にはホールのような立派な施設はありませんが、スペースはちょうどいい感じだと希望舞台の制作スタッフが言ってくれました。
元々希望舞台は、固定の劇場を持たず、地方を回る手作り演劇をその理念にしていて、役者はマイクを一切使わず生の声だけで演技します。
役者の人々は、プロでありながら、普段はアルバイトなどをして、6月と11月だけ地方巡業のツアーに出るという生活です。
だからこそ、希望舞台の前身である統一劇場の活動が、山田洋二監督の映画『同朋(はらから)』のモデルになった所以です。
映画『同胞』は、倍賞千恵子が扮する主人公の秀子が、まさに最上町のような地方の田舎を回り、青年団の若者を中心に演劇を作り上げていくという物語です。
はじめは、「そんなことして何になるんだ」「金はどうすんだ」「会場は」「人が来るのか」と喧々諤々の議論、時にはケンカ腰の激論になりながら、その意義を少しづつ浸透させていき、最後はみんな力を合わせて大成功、涙を流して喜び合うというストーリーだったと記憶しています。
そして、主人公は、鼻歌を歌ながら次の村に向かうというラストシーンが目に残っています。
戦後の成長期、昭和40年から50年代であれば、まさにこの映画のように地方の若者を元気づけるような活動がウケた思いますが、平成の時代になって、それが受け入れられるとは考えにくいところです。
でも、この劇団は一貫してこのスタイルでやってきたのです。
並大抵の努力ではないでしょう。
続けてこられたのは、この劇団の願いが希望に満ちているからだと、制作部玉井徳子さんと話してみてよく分かります。
『同胞』の映画以来、秀子はずーっと歩き続けているのです。
希望と情熱をもって地方を回り、一人また一人と関係を築き、熱く語りながら仲間を増やし、いつの間にかみんなをその気にさせていく。そこにこそ希望を見出しているのです。
ひとをその気にさせるのは、社会情勢や流行には関係なく、偏に「希望を語る」ことだと教えられます。
演劇を見るだけよりも、こういう人たちと一緒に、作り上げていくという過程を楽しみたいと思います。
今回の最上町公演は実行委員会を組織して実施します。実行委員としてお手伝いいただける方はご連絡ください。同胞を募集します。
今回前売り券は2500円にしました。
通常他の会場では3000円になっていますが、なるべく多くの方に観ていただきたいという思いからです。
足りない分は寄付を募ることにしました。こちらのご支援も受付けています。
力を合わせて生の演劇を楽しみましょう。
「奪い合えば足りない、分け合えばあまる。」
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
9月10日日曜日。
今朝は東京からお送りしています。
昨日は高尾のお寺で法話を一座務めまして、今日から16日まで島根の特派巡回です。
8月は島根県の隠岐の島でしたが、今回は本土、松江周辺を回ります。
松江周辺は過去に二度巡回しましたが、とてもいいところです。
松江城、出雲大社、小泉八雲記念館、足立美術館、宍道湖から見る夕焼け。
名所も数々あります。
教場の寺院さんからは「また同じ顔か」と嫌がられるのかもしれません。
巡回地を私が選べるわけでもなく、日程の組み合わせによるご縁としか言いようがありません。
以前の法話を覚えておられる方がいたら「少し成長したな」と受け止めてもらえるよう頑張って努めます。
さて、演劇『焼け跡』のチラシとポスターが出来上がりました。
8日に第3回目の実行委員会があり、これから本格始動です。
11月14日、最上町中央公民館に400名の観客を目標にしています。
町にはホールのような立派な施設はありませんが、スペースはちょうどいい感じだと希望舞台の制作スタッフが言ってくれました。
元々希望舞台は、固定の劇場を持たず、地方を回る手作り演劇をその理念にしていて、役者はマイクを一切使わず生の声だけで演技します。
役者の人々は、プロでありながら、普段はアルバイトなどをして、6月と11月だけ地方巡業のツアーに出るという生活です。
だからこそ、希望舞台の前身である統一劇場の活動が、山田洋二監督の映画『同朋(はらから)』のモデルになった所以です。
映画『同胞』は、倍賞千恵子が扮する主人公の秀子が、まさに最上町のような地方の田舎を回り、青年団の若者を中心に演劇を作り上げていくという物語です。
はじめは、「そんなことして何になるんだ」「金はどうすんだ」「会場は」「人が来るのか」と喧々諤々の議論、時にはケンカ腰の激論になりながら、その意義を少しづつ浸透させていき、最後はみんな力を合わせて大成功、涙を流して喜び合うというストーリーだったと記憶しています。
そして、主人公は、鼻歌を歌ながら次の村に向かうというラストシーンが目に残っています。
戦後の成長期、昭和40年から50年代であれば、まさにこの映画のように地方の若者を元気づけるような活動がウケた思いますが、平成の時代になって、それが受け入れられるとは考えにくいところです。
でも、この劇団は一貫してこのスタイルでやってきたのです。
並大抵の努力ではないでしょう。
続けてこられたのは、この劇団の願いが希望に満ちているからだと、制作部玉井徳子さんと話してみてよく分かります。
『同胞』の映画以来、秀子はずーっと歩き続けているのです。
希望と情熱をもって地方を回り、一人また一人と関係を築き、熱く語りながら仲間を増やし、いつの間にかみんなをその気にさせていく。そこにこそ希望を見出しているのです。
ひとをその気にさせるのは、社会情勢や流行には関係なく、偏に「希望を語る」ことだと教えられます。
演劇を見るだけよりも、こういう人たちと一緒に、作り上げていくという過程を楽しみたいと思います。
今回の最上町公演は実行委員会を組織して実施します。実行委員としてお手伝いいただける方はご連絡ください。同胞を募集します。
今回前売り券は2500円にしました。
通常他の会場では3000円になっていますが、なるべく多くの方に観ていただきたいという思いからです。
足りない分は寄付を募ることにしました。こちらのご支援も受付けています。
力を合わせて生の演劇を楽しみましょう。
「奪い合えば足りない、分け合えばあまる。」
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。