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三ちゃんの、サンデーサンサンラジオ!
今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
10月22日日曜日。
今週は東京からお送りします。
先週はハワイにいました。
娘の結婚式で行ってきました。
こんなことでもなければ絶対に行くことはないだろうハワイでした。
結婚する二人にとっては、新婚旅行を兼ねて、親戚や会社関係など煩わしさを避ける意味でも経済的にも有利な方法なのだと思いますが、それについていく家族は大変です。
もう一人の娘と息子夫婦と孫、総勢7名の旅費から滞在費となると結構な出費です。
それでも、せっかく若い二人が決めたことですし、それを尊重し、喜んで出かけることにしました。
ホテルでの挙式は人前結婚式でした。
当初、ハワイでの結婚式だからキリスト教会式なのかと思い、「ハワイにも曹洞宗寺院があるんだけど」と言ってみましたが、娘が「えー⤴?嫁に行く方だし」という反応でしたので讃美歌でも仕方がないと思っていました。
二人は、気を遣って考えて人前結婚式という選択をしたようでした。
いわゆるバージンロードというのもありました。
冷たい手から娘の緊張が伝わってきました。
腕を組んで進む一歩一歩は、娘が離れて行く一歩一歩でもありました。
「おとうしゃんだーいしゅき」と言って抱き着いてきた小さなころが思い出されます。
でも不思議と涙は出ませんでした。
娘の緊張をほぐすために笑顔でいました。
笑顔で迎える新郎に娘の手を渡して頭を下げました。
親の手を離れるということですね。
いい人と巡り会って本当に良かったと思います。
娘を、よろしくお願いいたします。
アロハシャツが正装ということもあり、堅苦しくなくシンプルでさわやかな挙式でした。
次の日一日観光もして帰ってきました。
飛行機の移動時間も長く、2歳と1歳の子ども連れは大変でもありましたが、こうやって家族一同で旅行する機会もこんなことがなければないでしょうから、そういう意味で娘には感謝もしています。
娘の名前は霧の衣と書いて「霧衣(きりえ)」と言います。
尊敬する千葉県の老師に付けていただいた名前です。
その元となったのは、道元禅師の言葉をまとめた聞き書き『正法眼蔵随聞記』に出てくる(長円寺本第五)
「霧の中を行けば覚えざるに衣湿る。よき人に近づけば覚えざるによき人となるなり。」という一節です。
深い霧の中を歩いていると、いつ濡れたとも気づかないうちに衣がしっとりと湿っている。
それと同じように、善き人に近づいていると、いつ変わったかと知らぬ間に自分も善き人となっているものだ。
というような意味でしょう。
次女が生まれたとき、老師は、善き出会いがありますようにと授けてくれたものと感謝をしました。
この度、その名前の通り、素晴らしい人と出会い、伴侶となることができたことは娘にとって何よりもの幸せと思います。
そしてやがて、二人に近づく人々を温かく幸せにする霧の存在に、二人がなってくれることを望みます。
おめでとう。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
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今週もはじまりましたサンデーサンサンラジオ。
お相手は、いつもの三ちゃんこと三部和尚です。
10月22日日曜日。
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娘の結婚式で行ってきました。
こんなことでもなければ絶対に行くことはないだろうハワイでした。
結婚する二人にとっては、新婚旅行を兼ねて、親戚や会社関係など煩わしさを避ける意味でも経済的にも有利な方法なのだと思いますが、それについていく家族は大変です。
もう一人の娘と息子夫婦と孫、総勢7名の旅費から滞在費となると結構な出費です。
それでも、せっかく若い二人が決めたことですし、それを尊重し、喜んで出かけることにしました。
ホテルでの挙式は人前結婚式でした。
当初、ハワイでの結婚式だからキリスト教会式なのかと思い、「ハワイにも曹洞宗寺院があるんだけど」と言ってみましたが、娘が「えー⤴?嫁に行く方だし」という反応でしたので讃美歌でも仕方がないと思っていました。
二人は、気を遣って考えて人前結婚式という選択をしたようでした。
いわゆるバージンロードというのもありました。
冷たい手から娘の緊張が伝わってきました。
腕を組んで進む一歩一歩は、娘が離れて行く一歩一歩でもありました。
「おとうしゃんだーいしゅき」と言って抱き着いてきた小さなころが思い出されます。
でも不思議と涙は出ませんでした。
娘の緊張をほぐすために笑顔でいました。
笑顔で迎える新郎に娘の手を渡して頭を下げました。
親の手を離れるということですね。
いい人と巡り会って本当に良かったと思います。
娘を、よろしくお願いいたします。
アロハシャツが正装ということもあり、堅苦しくなくシンプルでさわやかな挙式でした。
次の日一日観光もして帰ってきました。
飛行機の移動時間も長く、2歳と1歳の子ども連れは大変でもありましたが、こうやって家族一同で旅行する機会もこんなことがなければないでしょうから、そういう意味で娘には感謝もしています。
娘の名前は霧の衣と書いて「霧衣(きりえ)」と言います。
尊敬する千葉県の老師に付けていただいた名前です。
その元となったのは、道元禅師の言葉をまとめた聞き書き『正法眼蔵随聞記』に出てくる(長円寺本第五)
「霧の中を行けば覚えざるに衣湿る。よき人に近づけば覚えざるによき人となるなり。」という一節です。
深い霧の中を歩いていると、いつ濡れたとも気づかないうちに衣がしっとりと湿っている。
それと同じように、善き人に近づいていると、いつ変わったかと知らぬ間に自分も善き人となっているものだ。
というような意味でしょう。
次女が生まれたとき、老師は、善き出会いがありますようにと授けてくれたものと感謝をしました。
この度、その名前の通り、素晴らしい人と出会い、伴侶となることができたことは娘にとって何よりもの幸せと思います。
そしてやがて、二人に近づく人々を温かく幸せにする霧の存在に、二人がなってくれることを望みます。
おめでとう。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。