なあむ

やどかり和尚の考えたこと

大震災67 和尚の務め

2011年07月14日 17時42分06秒 | 東日本大震災

青森八戸に来ています。明日、青森県布教師会の講演です。

昨日は、ここ10年ほどお招きいただいている東京高尾霊園の新盆供養法話でした。

ということで、東京から八戸への移動でしたが、なでしこ睡眠不足の解消にはちょうど良かったです。

昨日の法話の席では、会場の高乗寺様が、新盆を迎えられたご家族皆様にまけない!タオルを配ってくださいました。

新盆供養は、ここ1年の間に愛する家族を亡くされた方々ばかりの集まりで、本堂いっぱいの200名ほどが参列されています。

まけない!タオルは、被災された方々ばかりでなく、色々な苦しみに耐えて暮らしている人にも届けたいという思いがあります。

おそらく、高乗寺の方丈様も、そのような思いでタオルをプレゼントしてくださったのではないかと思いました。

被災地での百ヶ日の時も、4ヶ月目の時もそうでしたが、新盆供養も、節分のようにひとつの区切りをキチンと勤めることによって、深い悲しみからも立ち上がることができるものと思います。

そういう意味で、和尚の務めとしては、忌日の勤めをおろそかにせず、自らの責務を果たすことの大事さを感じます。


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