三ちゃんのサンデーサンライズ。第451回。令和6年1月14日、日曜日。
能登半島地震から2週間が経とうとしていますが、未だに孤立している集落がありそうです。
停電、断水も続き、暖房や食料はどうしているのだろうかと気にかかります。
倒壊家屋の下の家族を目の前にして助け出せない無念さは、拷問のような苦しみではなかったかと想像します。
とにかく今回の被災地は半島という地形にあるため、アクセスが限られ、しかもその主要な道路が各所で大きく寸断され、輸送がままならならないという状態となり、孤立の集落をつくってしまいました。
自衛隊が道なき道を徒歩で物資を届けているという状況のようです。
このようなことはこれまでの災害でも経験がないことに思います。
もちろん、ヘリやドローンでの空輸、海からの物資搬入も行っていることと思います。
息子たち最上郡の曹洞宗青年会のメンバーが、石川県の寺院からの要請で現地に入り、被災地の寺院に水や物資を届けました。
輪島の總持寺祖院まで行けたようでしたが、修行僧も役寮さんたちも避難所にいたとのこと。
各避難所に救援物資はだいぶ届いているとのことで、邪魔にならないように帰ってきた模様。
避難所の運営や瓦礫の片付け、支援物資の仕分け、ニーズ調査など、人手が必要なのにボランティアを呼ぶことができない。
半島の入り口からしか支援活動ができないので奥に行くほど手が届かない。
何とももどかしい被災です。
震度が想定外に大きかったということもあるのかもしれませんが、前にも何度か地震に見舞われている地域でもあるので、もう少し対策を講じておけなかったのかと悔やまれます。
同じように、日本列島には数多くの半島が存在するので、今回の教訓を無駄にしないように考えてもらいたいと思います。
この国は、いわば地震列島であり、また豪雨が来れば洪水の起こる地形の中にあります。
自然災害はまさかのことではなく、必ず起こるものと受け止めた方がいいですね。
その中で、どのように身の安全を守り犠牲者を出さない生活環境を作っていくか、政府にはそのことを第一に考えてもらいたいです。
あまつさえ、自分の資金集めのために国民をだましているなどもってのほかです。
ともかく政治家の地盤沈下を何とかしないと、本当にこの国は国土も国民もズタズタになってしまうような危機を感じています。
なにはともあれ、まずは命の危機に瀕している被災者を何とかしないといけません。
自衛隊をはじめ、警察、消防関係、医療従事者、災害救援の専門家には連日の献身的な活動に鞭を打つようで申し訳けありませんが、もう少し何とか頑張ってもらいたいと心から手を合わせます。
そんな時に何ですが、テレビで録りためた『男はつらいよ』をまとめて観ています。
BSテレ東の「土曜は寅さん」というシリーズで、毎週放送したのを自動録画してありました。
渥美清生前の寅さんシリーズは48作ありますが、それを全部観るのはなかなかの時間がかかります。
冬の間の暇な時期に観ようと観始めると癖になって次から次へと観たくなります。
ストーリーは毎回同じような展開で、相変わらずなのですが、それでも毎回涙が出ます。
シリーズを通してのテーマは「まじめにコツコツ生きることが一番」だと思いますが、それをでたらめでフーテン暮らしの寅に言わせるところがこの映画の胸に沁みるところです。
本当にそうだなと思います。
和尚がまじめくさった顔で当たり前の話をしても面白くも何ともない。「ああそうですか」と耳をすり抜けて終わりです。
シリーズ32作「口笛を吹く寅次郎」で寅さんがお寺に婿入りするかと思わせるストーリーがあります。
住職の代わりに法事に行き、お経の後向き直って話をします。
「人間この世に生まれて来る時もたった独り。そして死んで行く時もたった独りでございます。」そしていつもの的屋の調子で適当なことを言って笑わせる。
檀家が喜んで「住職の話よりずっとよかったわー」。
その辺は寅さんに見習いたいと思うのです。
正当な話を正当に話すだけでは心に響きません。
何気ない話の中に、大切な一言を入れることでスーッと心に入り記憶に残ることになるのです。
人間の、義理と人情と恥を学ぶために『寅さん』シリーズはいい教材だと思っています。
そう言えば、寅さんが阪神淡路の被災地へ行った話もありましたね。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
能登半島地震から2週間が経とうとしていますが、未だに孤立している集落がありそうです。
停電、断水も続き、暖房や食料はどうしているのだろうかと気にかかります。
倒壊家屋の下の家族を目の前にして助け出せない無念さは、拷問のような苦しみではなかったかと想像します。
とにかく今回の被災地は半島という地形にあるため、アクセスが限られ、しかもその主要な道路が各所で大きく寸断され、輸送がままならならないという状態となり、孤立の集落をつくってしまいました。
自衛隊が道なき道を徒歩で物資を届けているという状況のようです。
このようなことはこれまでの災害でも経験がないことに思います。
もちろん、ヘリやドローンでの空輸、海からの物資搬入も行っていることと思います。
息子たち最上郡の曹洞宗青年会のメンバーが、石川県の寺院からの要請で現地に入り、被災地の寺院に水や物資を届けました。
輪島の總持寺祖院まで行けたようでしたが、修行僧も役寮さんたちも避難所にいたとのこと。
各避難所に救援物資はだいぶ届いているとのことで、邪魔にならないように帰ってきた模様。
避難所の運営や瓦礫の片付け、支援物資の仕分け、ニーズ調査など、人手が必要なのにボランティアを呼ぶことができない。
半島の入り口からしか支援活動ができないので奥に行くほど手が届かない。
何とももどかしい被災です。
震度が想定外に大きかったということもあるのかもしれませんが、前にも何度か地震に見舞われている地域でもあるので、もう少し対策を講じておけなかったのかと悔やまれます。
同じように、日本列島には数多くの半島が存在するので、今回の教訓を無駄にしないように考えてもらいたいと思います。
この国は、いわば地震列島であり、また豪雨が来れば洪水の起こる地形の中にあります。
自然災害はまさかのことではなく、必ず起こるものと受け止めた方がいいですね。
その中で、どのように身の安全を守り犠牲者を出さない生活環境を作っていくか、政府にはそのことを第一に考えてもらいたいです。
あまつさえ、自分の資金集めのために国民をだましているなどもってのほかです。
ともかく政治家の地盤沈下を何とかしないと、本当にこの国は国土も国民もズタズタになってしまうような危機を感じています。
なにはともあれ、まずは命の危機に瀕している被災者を何とかしないといけません。
自衛隊をはじめ、警察、消防関係、医療従事者、災害救援の専門家には連日の献身的な活動に鞭を打つようで申し訳けありませんが、もう少し何とか頑張ってもらいたいと心から手を合わせます。
そんな時に何ですが、テレビで録りためた『男はつらいよ』をまとめて観ています。
BSテレ東の「土曜は寅さん」というシリーズで、毎週放送したのを自動録画してありました。
渥美清生前の寅さんシリーズは48作ありますが、それを全部観るのはなかなかの時間がかかります。
冬の間の暇な時期に観ようと観始めると癖になって次から次へと観たくなります。
ストーリーは毎回同じような展開で、相変わらずなのですが、それでも毎回涙が出ます。
シリーズを通してのテーマは「まじめにコツコツ生きることが一番」だと思いますが、それをでたらめでフーテン暮らしの寅に言わせるところがこの映画の胸に沁みるところです。
本当にそうだなと思います。
和尚がまじめくさった顔で当たり前の話をしても面白くも何ともない。「ああそうですか」と耳をすり抜けて終わりです。
シリーズ32作「口笛を吹く寅次郎」で寅さんがお寺に婿入りするかと思わせるストーリーがあります。
住職の代わりに法事に行き、お経の後向き直って話をします。
「人間この世に生まれて来る時もたった独り。そして死んで行く時もたった独りでございます。」そしていつもの的屋の調子で適当なことを言って笑わせる。
檀家が喜んで「住職の話よりずっとよかったわー」。
その辺は寅さんに見習いたいと思うのです。
正当な話を正当に話すだけでは心に響きません。
何気ない話の中に、大切な一言を入れることでスーッと心に入り記憶に残ることになるのです。
人間の、義理と人情と恥を学ぶために『寅さん』シリーズはいい教材だと思っています。
そう言えば、寅さんが阪神淡路の被災地へ行った話もありましたね。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
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