三ちゃんのサンデーサンライズ。第497回。令和6年12月15日、日曜日。
今年も押し迫り、来年の予定表の書き込みを行っています。
定期的な用事も大分あるので、忘れずに書いておかなければなりません。
その他にも依頼を受けた講演など、決まっている用事が数件あります。
それに今年の予定表を見ながら、来年の予測をして予定を書き込んでおきます。
既に法事の予約も何件か入っているのでそれも記入します。
すると、予定表がだんだん埋まってきて、何だか来年も終わってしまったような感覚を覚えます。
予定があるだけありがたいことだと受け止めて、一つ一つ立ち向かって行きます。
予定があろうがなかろうが、誰にでも日々時間は目の前に立ち現われ、開かれ、迫ってきます。
その時の自分の状態を予測することはできません。
冷静な判断ができるようにはしておきたいと思いますが、間違った選択をしてしまうこともあるでしょう。
道元禅師が「善悪は縁に随って起こる」と言うように、物事は他との関係性の中で進んで行くものですから、善悪も規定されたものではありません。
自分自身が不安定で不確かなものですから、自分以外の存在との関係が確かなものであるはずがありません。
不安定な要素を含む不確かな状況にその都度対処していかなければならないのが現実です。
自分を棚に上げて他を責めることだけは止めておきましょう。
不確かな善悪を振りかざして相手を責めるのは土台間違いです。
自分に間違いがあると感じている人は他を責めませんが、自分は正しい、善であると思う人が他を責めるのです。
自分も間違うように相手も間違う、だから許せるのです。
個人と個人の関係でもその通りですが、国家間でも同じことが言えるでしょう。
各国の不安定な情勢を見ながら、みんな謙虚であればいいのになと思うことしきりです。
他を責めない、許し合う、それが平和というものであるし、仏教の基本的な考え方だと言えます。
そんなことをしたら他から攻められると、一見弱そうに感じるかもしれませんが、それが最も強い意志によるものだと確信したいと思います。
仏教の基本的な教えは「不害の教え」です。
間もなく「山と水と、」今年の新酒が出来上がります。
昨年までは12月に仕込んで1月にできる1回の仕込みでしたが、今年は量を増やし2回の仕込みにしました。
その1回目の完成を正月に間に合わせるべく、11月に仕込みました。
但し1回目は生原酒のみです。例年の生酒と火入れ酒は2回目の仕込み2月の完成となります。
当初完成予定は12月20頃と想定していましたが、発酵が遅れているらしく、もう少し先になりそうです。
なにせ発酵は菌まかせなので菌に聞かなければなりません。
和田酒造さんからは「今年もいい出来になっていますよ」とのことなので楽しみに待ちます。
なので、販売は23日の週になる模様です。
昨年までの先行予約販売は行わず、直接販売とします。
町内酒販店での販売開始は未定ですが、メールでの申し込みはこちらで受けたいと思います。
「山と水と、」生原酒、720ml、1980円(税込)。
宅配便で送りますので、専用の箱代、代引き料、送料着払いがかかります。
以下のメールアドレスに、住所、氏名、電話相談、本数をお書きの上お申し込みください。
生酒と火入れ酒ご希望の方は1月末頃お申し込みください。
shorin@cup.ocn.ne.jp 松林寺
今週の一言
「善悪は縁に随って起こる」
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
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