三ちゃんのサンデーサンライズ。第503回。令和7年1月26日、日曜日。
先週は屋根の雪下ろしをした話をしたばかりですが、あの後気温が上がり更に雪ではなく雨が降り、屋根の雪はすっかり融け、参道も地面が露わになりました。
気温も降雪も乱高下している異様な冬です。
昨年は小雪により農作物に影響が出ました。今年も続くのかと心配されます。
地球温暖化は、人間が気づいている以上に深刻化しているのかと思われます。
アメリカの大統領が就任早々、パリ協定からの離脱、WHOからの撤退など、大きな政策転換令をいくつも発令しました。
さほど影響のない小国であればまだしも、世界トップの国の決定が地球レベルで未来に大きな禍根を残さないか、とても心配されます。
特に地球環境は、一旦壊れてしまえば元に戻すことはほとんど不可能ともいえるもので、目の前の経済のために犠牲にされるべきことではありません。
この状態を例えて言えば、1階が火事になっているのに2階で宴会をしながら儲け話をしているようなものです。
とにかくまずは早く宴会をやめて酔いを醒まし、1階の火を消さなければ、やがてみんなが焼け死んでしまうでしょう。
アメリカの黄金時代をつくるだとか。アメリカ国民にとってはそれは歓迎されることかもしれませんが、アメリカ一国のために地球環境を犠牲にし、弱い国、弱い人々を犠牲にすることになることは間違いありません。
それが近い将来、全世界の人々にどんな形でしっぺ返しとして現れてくるか、怖ろしさを感じます。
生きとし生けるもの、全ての命はつながっていて互いに影響し合っているのだから、一部の人間の幸せのために犠牲になっていい命などあるはずもなく、一部の命を不幸にすることはやがてすべての命の不幸につながります。
GAFAと呼ばれる世界を牛耳るような大きな企業が全て大統領に随う姿には、経済のために魂を売る卑屈な醜さを感じます。
経済が悪いわけではありません。すべきことの優先順位の問題です。
きっと、他の国々もおこぼれにあずかろうと尻尾を振って追随していくのでしょう。
地球環境の悪化は益々スピードを上げるでしょうね。
現大統領が代わるまでの間に危機がどれほど増大するのか、ああ怖ろしい。
高齢のあの人はそう遠くない年に死ぬでしょう。華々しい人生を自己賛美しながら。
そして取り返しのつかない地球でこれから生きていく若い命がその犠牲になるのです。
地球温暖化の危機は待ったなしですよ。
考えてもみてください。
雪が降らなければ農作物に影響が出ることはちゃんと知ったじゃないですか。
さくらんぼも米もキャベツも、適地でなければ育ちません。適地を追いやっているのは人間です。自分たちです。
海水温上昇により漁業にも大きな影響が出ています。
毎年各地で局地的な豪雨が降り大きな被害が出ることはもう痛いほど分かったじゃないですか。
異常な他人事ではありません。全ての人に明日起こることです。
大きな山火事、砂漠化、海面上昇。地球は悲鳴を上げて荒れ狂っているのです。
やがて水不足、食糧不足が広がり、その争奪による紛争や戦争が起こるのではないでしょうか。
なのにまだ2階で宴会を続けますか。自分だけよければそれでいいですか。
自分はもう将来がないと無責任なお年寄りを決め込みますか。
子どもたちに安全な環境を残すのは大人の責任です。
いつからこんなに我利我欲が大手を振って偉そうにするようになったのでしょうか。
公序良俗が社会の指針でなければ人間は我欲のために滅んでいくでしょう。
人間ばかりではありません。人間が環境を破壊することで地球上のすべての命が危機にさらされるのです。
現地球において最も後に生まれた人間という種族が、それまでのとてつもなく長い時間をかけて環境を整えてくれたありとあらゆる生命を一瞬にして葬り去るのです。
言ってみればそれは、先祖を殺すことです。
命の根源を殺して子孫が生きていけるはずがありません。
恐竜の時代を終わらせたのは隕石の衝突と言われますが、人間は外的な原因ではなく自らの行為によって絶滅していくのです。
人間は地球にとっての癌細胞にすぎないと言われる所以です。
バカですねえ。そこまでバカならば仕方ありません。滅びるしかないでしょう。
その方が地球にとっては健康体なのでしょうから。
もしかしたら、人間をこの星から振るい落そうという地球の免疫作用なのかもしれません。
久々に毒を吐いてしまいました。
今週の一言
「まずは1階の火を消そう」
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
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