なあむ

やどかり和尚の考えたこと

サンデーサンライズ504 サンセット

2025年02月02日 05時00分00秒 | サンデーサンライズ

三ちゃんのサンデーサンライズ。第504回。令和7年2月2日、日曜日。

 

あっという間に1月が過ぎ、2月に突入しました。

2月も短いのであっという間に過ぎるのでしょうね。

しかし、うるう年の日数調整を2月にしたのは何故でしょうか。しかも、平年が28日でうるう年でも29日という短い月になったのは何故でしょう。きっと理由があるのでしょうねと思います。

 

久しぶりに劇場で映画を観てきました。

『サンセット・サンライズ』。

監督の岸義幸さんの実家が松林寺の檀家ということで観ておかねばならないと思っていました。

主演の菅田将暉が、リモートワークのお試し移住で震災9年後の三陸地方の空き家にやって来るというところからストーリーは始まります。

その大家の井上真央がきれいだった。

2020年、コロナ過の真っただ中。首都圏から人が来るというだけで大騒ぎになる田舎のあるある。

そこに震災後の人口減少、空き家の増加で疑心暗鬼が加わる。

津波で大切な人を失った人々がどのように前を向いていくのか、そこまでにどれほどの葛藤があるのか。

他所の人は被災地の人とどうつきあえばいいのか。

古民家の再生も絡めて、一度沈んだ太陽がまた昇るというテーマに結んでいく。

「サンセット・サンライズ」の順序が重要な意味を持っています。

ただ、正直に言えば若干期待外れでした。宮藤官九郎の脚本ということに期待しすぎたかもしれません。方言や演出がベタ過ぎて自然に楽しめなかったきらいがあります。

それにしても三陸の海の幸はどれも旨そうだった。今度塩辛を白ワインで試してみよう。

 

先日東京からの帰り、迎えに来てくれたカミさんと食事することがありました。それ自体は珍しいことではありませんが、入ったのは初めての「まるまつ」というファミレスでした。ファミレスにほとんど入ったことがありません。

疲れてもいたのでパッと目に就いたものを注文し待っていました。

メニューは麺類から定食類、居酒屋メニュー、デザートと豊富に揃っています。もちろんアルコールもあります。

それを眺めていたカミさんが一言、

「古希の祝いここでいいんじゃない」。

「・・・」。

私、今年数え年の古希を迎えます。

娘たちが家族で温泉でも行きたいと提案しているようです。財布はこちら持ちですが。

それを踏まえた一言です。

そうねえ、安いしねえ、好きな物食べられるし、安いし・・・

だけど、そうなの?

彼女は、よく考える前に浮かんだことを口に出してしまう傾向があります。

別にいいけどね。子どもたちのメニューもあるし。

 

思い出すのは、結婚何周年目かのときに、「どこかへ行こうか」と言うと、

「そうだね、どこがいいかなあ、あなたも行く?」と。

「・・・」。

どうも娘とどこかへ行くことを頭で考えたらしい。

つまらないこの人と何十年も一緒に暮らした自分へのご褒美、てなところでしょう。

いいけどね。でも、結婚記念の旅行って、そういうもの?という感じ。

結局そのままになってしまいました。

今年は実は結婚40周年になっています。

懲りずに「どこかへ行こうか」。

「九州へ行ったことがない」というので、早速観光地を調べてどこへ行くか、泊まりたい宿の検索、飛行機のルートも調べて、3月頃ならとスケジュールも考えて、費用も計算して、エクセルにまとめました。こういう作業が大好きです。

私としては行く気満々でした。

ところが、ちょうどその頃娘の里帰り出産とかぶってしまい、他の日程の予定が立ちません。あえなくお蔵入り、意気消沈してしまいました。

ま、二つ併せてファミレスでの豪華食べ放題の大盤振る舞いが関の山かもしれません。

 

今週の一言

「沈んでいる時間も無駄ではない」

 

今週はここまで。また来週お立ち寄りください。

 

因みに、東北管区教化センターのテレホン法話「心の電話」は今月1日から10日まで私が担当しています。

タイトルは「うぐいす餅」よろしければ、022-341-1531 まで電話してみてください。



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