なあむ

やどかり和尚の考えたこと

境界線上の言葉 8

2009年05月21日 22時21分32秒 | 境界線上のことば

「結婚(式)とむかさり」

750197131924975c ここ数十年で全く変わってしまったものの一つに結婚式の形態があげられるだろう。

昔の結婚式、いわゆる「むかさり」は、嫁をもらう側の自宅で、親戚、集落、友人の手作りで行われた。私の従兄弟などは、昔ながらのむかさりをしたので、はっきりと覚えている。

村の入口で花嫁が車から降り、道の両側に村人が迎える中、花嫁行列をしたものだ。それが、村の仲間入りの儀式であり、披露であった。

変な話だが、その逆が葬儀の時の野辺送りだ。

私が永平寺から歩いて帰ってきたとき、村の人たちが、道に立って迎えてくれた。「むかさりを待つようだった」と言われたのを今でも覚えている。

結婚も葬儀も本人だけのものではない、村人全体の問題なのだという考えを「うっとうしい」と思うか、「大切なこと」と思うか。個人の意見が尊重されることと、村の連帯感は相容れない事柄なのかもしれない。


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1 コメント

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「むかさり・むかさる」は方言かと思ってましたが... (shun)
2009-05-21 23:05:54
「むかさり・むかさる」は方言かと思ってましたがそうではないんですね!逆に、お葬式のことをこの辺では「だみ(荼毘)」と言いますが、これは方言ですね…

「スーツと背広」はどうでしょう?椅子よりずーっと下だと思いますが… 私より10歳ぐらい下の人に「三つ揃い」と言ったら(?_?)でした。これはモノによって呼び方が違うんでしょうか…?
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