昨日、今日と岩手を回るつもりでしたが、葬儀が入り日帰りで帰ってきました。
SVA遠野事務所に立ち寄り大槌町へ。
大槌町は、津波で町長はじめ役場の課長さんたちが全員亡くなったため、町の機能がストップし、ただでさえ困難な状況が全く動かない状態が続きました。
そのことが当初から気に掛かり、他の被災自治体以上に関心を寄せてきました。
8月に町長選挙が実施される運びとなり、それから本格的な復興が始まる、と言っていました。
昨日は、大槌町の中心にある江岸寺さんの跡地に行ってきました。
地震直後、避難所になっていたこの寺の本堂には30数名の方が避難しており、そこに津波が襲い掛かり、全員が飲み込まれ亡くなられました。その後に発生した火災は、4日間燃え続けたと聞きました。
避難者の世話をしていた住職とお孫さんも犠牲になられました。
周囲の僧侶方が、大きな傷を負った副住職さんを支えながら力を合わせて何とか再興に向けて立ち上がろうとしています。
震災から4箇月目の11日、大槌町内で亡くなられた方々の合同慰霊祭を、約40名僧侶が集まって、この江岸寺様の境内、野外で行うよう準備を進めていました。
キチンと、亡くなられた方々の慰霊が出来ることが遺族の安らぎにもなるわけですから、その施設を整えることは重要な復興につながります。
何とかお手伝いできないかと策をめぐらしているところです。
先月神奈川2を巡回した時にも各会場で宣伝させてもらいました。
来週は北海道の本庁講習にも持っていく予定です。
来月のうちの施食会の時は、総代さん方に使ってもらうつもりです。
↓ 先週被災地へ縁台を運んだ時の記事です。
http://ryutaiin.blog.so-net.ne.jp/2011-07-06