本日の衝動買い
「「音漬け社会」と日本文化」(中島義道・加賀野井秀一、講談社学術文庫)
ここ十年、街中の音に対して極めて不快の感情を持つようになった。特にいらだつのが電車の中のイヤホンの音洩れ。隣にイヤホンをした人間が座るだけで逃げ出したくなる。
座れば自分の耳のすぐ横が隣にすわる人間の耳である。音が洩れ聞こえないわけがない。
聴覚や視覚、味覚はどんどん刺激に対して麻痺してくる。塩辛い味、辛い味は慣れれば慣れるほどより刺激を求める。音もより強い音でなければ聞いた気にならなくなると思われる。あるいは聴覚が悪くなるのであろうか。とてつもない音で長いJRの車内の端から走行中にも聞こえるイヤホン、あれは暴力でなくてなんであろうか。
ウォークマンなどを文化の所産という人は信用しないほうが良さそうだ。私も一時あのイヤホンで音楽を聴いたが、30分もすると耳への圧迫感ではずしてしまう繰り返しで、辞めた。昔のヘッドホンでも同じ経験をした。
そしてパチンコ店の騒音は昔ながらだが、最近は飲食店でも店員がどなるように「いらっしゃませ、ご注文は、ありがとうございました、ご一緒に他のものは‥」と騒々しい上に、おせっかいそのものがサービスと勘違いの様相である。それも座って本を読んでいる客の私の耳元でも大声を出す。そのように教育されているのだろう。時々日本語としておかしな表現もマニュアルに記載されているらしい。
そんな苛立ちが昂じているとき、たまたま書店標記の本を見かけ、即座に購入してしまった。
喧しい喫茶店で短時間紐解いてみた。ここで槍玉に挙げているのは公共放送のうるささ、わずらわしさ。電車内の案内、人での多い街中での誘導案内等々のくどさ。そういわれれば、中田宏市長に名って始まった横浜市営地下鉄の「全席優先席」のしつこい車内案内というより強制。これははっきりいって中田氏個人の名はなくとも彼氏の政治宣伝の様相でもあった。
こんな放送より、「イヤホン」禁止の方が余程私にはまともな公共マナーである。おそらく中田宏はイヤホン愛好者なのだろう。彼氏が市長を辞めた以上、このルールも早くやめてしまってほしい。
「「音漬け社会」と日本文化」(中島義道・加賀野井秀一、講談社学術文庫)
ここ十年、街中の音に対して極めて不快の感情を持つようになった。特にいらだつのが電車の中のイヤホンの音洩れ。隣にイヤホンをした人間が座るだけで逃げ出したくなる。
座れば自分の耳のすぐ横が隣にすわる人間の耳である。音が洩れ聞こえないわけがない。
聴覚や視覚、味覚はどんどん刺激に対して麻痺してくる。塩辛い味、辛い味は慣れれば慣れるほどより刺激を求める。音もより強い音でなければ聞いた気にならなくなると思われる。あるいは聴覚が悪くなるのであろうか。とてつもない音で長いJRの車内の端から走行中にも聞こえるイヤホン、あれは暴力でなくてなんであろうか。
ウォークマンなどを文化の所産という人は信用しないほうが良さそうだ。私も一時あのイヤホンで音楽を聴いたが、30分もすると耳への圧迫感ではずしてしまう繰り返しで、辞めた。昔のヘッドホンでも同じ経験をした。
そしてパチンコ店の騒音は昔ながらだが、最近は飲食店でも店員がどなるように「いらっしゃませ、ご注文は、ありがとうございました、ご一緒に他のものは‥」と騒々しい上に、おせっかいそのものがサービスと勘違いの様相である。それも座って本を読んでいる客の私の耳元でも大声を出す。そのように教育されているのだろう。時々日本語としておかしな表現もマニュアルに記載されているらしい。
そんな苛立ちが昂じているとき、たまたま書店標記の本を見かけ、即座に購入してしまった。
喧しい喫茶店で短時間紐解いてみた。ここで槍玉に挙げているのは公共放送のうるささ、わずらわしさ。電車内の案内、人での多い街中での誘導案内等々のくどさ。そういわれれば、中田宏市長に名って始まった横浜市営地下鉄の「全席優先席」のしつこい車内案内というより強制。これははっきりいって中田氏個人の名はなくとも彼氏の政治宣伝の様相でもあった。
こんな放送より、「イヤホン」禁止の方が余程私にはまともな公共マナーである。おそらく中田宏はイヤホン愛好者なのだろう。彼氏が市長を辞めた以上、このルールも早くやめてしまってほしい。