Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

お台場、初体験

2009年11月23日 20時07分40秒 | 山行・旅行・散策
 本日は「ゆりかもめ」に乗ったことがないから乗ってみようということで新橋から乗車。途中の「台場」で下車してフジテレビを見学。ただし入館料をとるということなので、無料の7階の屋上庭園と5階の周回コースを回った。チャンネルにより個性があるとは聞いていたが、フジテレビというのはほぼお笑い番組だけなんだと知った。フジだからしょうもないとはいえ、私のようなめったにテレビを見ない「年寄り」がわざわざ見学するところでもないし、番組でお世話になることもなさそうだと理解した。とても場違いなところにいったようですぐ退散した。
 それから未来館まで歩いて小用。テレコムセンターからまたゆりかもめに乗り、豊洲まで。豊洲から全線引き換えし、一日券800円なり。夕陽が沈む頃夕陽に向かってゆりかもめが進行したので、これはいい眺め。
 ただし祭日の午後で、働いている人も少なく、軽食も最低900円位という始末。マンションも多く見うけたが、洗濯物のほしてあるところは少なく、人の生活の匂いがしなかった。働くにも、生活するにも、遊ぶにもいづれも中途半端な感じ。ゆりかもめの駅にそって、各ビルの二階をつないで歩行者空間としおり、それなりに新しい街のイメージをつくろうとしてしていたとはおもう。これでビルごとの孤立感は少なくなるような工夫は感じた。
 しかし人が住み、働くところというには、あまりにきれいにきっちりとしていると落ち着かなく、不向き。一定の猥雑さと、商品とくに食品の安さ、気軽に人目から避難できる安居酒屋や喫茶店の片隅がほしいもの。
 横浜のみなとみらいも同様だが、都市・街としてまだまだ時間の経過が足りない。住宅地ならばもっと早く人の匂いに満ち溢れるのだろうが、オフィス街というは時間がかなりかかるのだろうか?
 また、この大きなビル群、それぞれビルの中に都市空間(道・公園等)を貪欲にむさぼるように取り込んでいる。しかし限られた空間ゆえに、人が監視の目から逃れて、会社の同僚や会社の論理から逃れて、逃避する場所が存在しないのではないか。これでは働く場所としては不適と思うがどうだろう。決して働きやすい場所には見受けられなかった。
 そんなことを考えながら帰ってきた。

★十一月の軌道はあかし入り日へと

届いた本
 月刊「俳句界12月号」(文学の森)