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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の俳句(100916)

2010年09月16日 19時36分30秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句
★日は斜め秋蝶音無く縺れゆく

好きな句
☆金堂の柱はなるる秋の蝶(前田普羅)
☆我が影の伸びゆく先の秋の蝶(星野椿)

 昨日の情景の句。いろいろひねくり回して、ようやく落ち着くところに落ち着いた。夕刻に二匹が縺れながら住宅の庭を飛んでいた。夕日が美しかった。蝶の翅の音が聞こえてくるような錯覚を覚えるほど静かであった。

本日の読了(100916)

2010年09月16日 15時12分47秒 | 読書
☆「縄文の思考」(小林達雄、ちくま新書)
 縄文人の思考についての言及。
 竪穴住居内の炉が、煮炊きのものではなく聖なる象徴としての役割ではないか、煮炊きは外で、おそらく共同で行われた可能性。
 贈与の関係
 ストーンサークルや巨大な列柱などのモニュメント建造物はあくまでもモニュメントであり、夏至・冬至・春分・秋分の日の出・日の入の指向と考える必要。(列柱あとが集会所建物や塔という観念はないのではないか)
 ミギ・ヒダリの観念の存在
 山を仰ぎ見る「信仰」が存在したのではないか。
 など示唆に富んでおり、興味を大いに惹かれた。ただ山の信仰については駆け足で終わってしまった感がある。次なる展開を期待。