Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

NHK「霊峰に墜ちたB-29」

2022年01月09日 23時10分13秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 先ほどまで、NHKのドキュメンタリー番組のBS1スペシャル「霊峰に墜ちたB-29」を見ていた。

奈良県の霊峰、大峯山からB-29のエンジンが掘り起こされた。山の麓に暮らすアメリカ人青年がその真相を追う。その過程で見えてきた、知られざるB-29の物語。
 奈良県の大峯山。今でも修験者が修行するこの霊峰から、2006年、B-29のエンジンが掘り起こされた。山の麓に暮らすアメリカ人のカパララさんがその真相を追い始める。搭乗員の足跡を調べていくと、「戦争の狂気」を目の当たりにする一方で、戦時下でも失われていなかった人間としてのやさしさや、今でも日米双方の遺族が抱える痛みが明らかになっていく。慰霊のために大峯山に登ったカパララさん。そこで見たものとは。

 という番組紹介がネットに掲載されていた。私としてはなかなかいい番組で、戦争の実態をきちんととらえていると思えた。NHKの報道番組としては、さい先日の「オリンピック反対運動は金をもらって」云々というような予断と偏見を煽るような番組を作って放映してしまったりするが、こういう番組も作っている。
 優れた番組を作り続ける姿勢を持ち続けてもらいたいものである。


くしゃみと鼻水は改善

2022年01月09日 22時47分37秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 年末から鼻水がよく出たり、朝に喉が痛かったり、ときどきくしゃみが出る症状は、年明けの5日に処方してもらったアレルギーの薬で随分と楽になってきた。発熱などの全身症状は出なかった。
 今は、朝に少し喉がいがらっぽいのと、薬が切れる直前にくしゃみや鼻水が少し出る程度。飲み薬が効いているようだ。
 薬局で急遽購入した噴霧式の鼻水に対処する薬や、喉スプレーなどは一時間も効き目がなかった。飲み薬のほうが長時間効いているらしい。

 本日は昼間出かけて疲れた。早めに就寝予定。


雪はほとんど融けた

2022年01月09日 19時51分33秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 年寄りの思い出話をひとくさり。

 雪が氷になっている箇所がようやくほぼ解消になっている。一部幹線道路の北側の歩道などではまだツルツルの箇所もある。オフィス街でも散見される。そういうところを歩くときはふと周囲を見渡してどのような企業や商店が並んでいるか見てしまう。
 住宅街で高齢者が多いところはなかなか自宅前の雪掻きもままならないことは十分理解できるが、大きな企業や繁盛している商店などがあると、「オフィスや店の前の雪掻き位やってほしい」と思う。地域や周辺への配慮に欠けている、と思ってしまう。

 長年道路管理の仕事をしてきた私は、雪が降ればまずは保育園・幼稚園・小学校周辺、病院や高齢者施設周辺の雪掻きを優先することを教わって実践してきた。また橋の上、日の当たらないコンクリート舗装の急斜面、階段のついた道路なども優先で、毎年引継ぎで地図に記載していた。
 突然の要望であっても、高齢化で対応が難しいという団地や商店街などもできるだけ要望に応えるよう努力をしたつもりである。中学、高校などには、雪掻きも教育の一環として生徒を巻き込んで対応してもらうことなどをお願いして理解を得た記憶もある。

 それでも「家の前や店の前を早く除雪しろ」と怒鳴って電話をしてくる人で電話が鳴りっぱなしになった。断るのに時間を要し、他の機関との連絡や、本当に必要な対応に支障を来してしまうことも多かった。
 作業班から無線が入り、現地で「俺の店の前を先にやれ」と食い下がられていると情報が入り、地元に急行したことも記憶している。地元のかたと私と喧嘩になりそうになった。隣の古い商店のオヤジさんがその若い店主をたしなめに来てくれなかったらどうなったか、いま思うと冷や汗ものであった。まだ30歳そこそこで私も血の気の多かった自分を思い出して今でも苦笑している。あの若い店主ももう60代半ばであろう。どうしているのだろう。
 雪に埋もれた団地内の私道に接した駐車場から車が出られないと、執拗に何度も電話をしてくる人にも困ったことがある。私道は土地の所有者や団地の管理組合で管理するものであることをいくら説明しても、納得しない。その程度の雪で走行できないならば、公道に出ても危険だよと、いくら諭しても口が止まらない人であった。
 私の経験では、マンションの前の雪掻きに住民の協力は得られることは少なかった。特に出入りを厳しく制限してセキュリティが厳しいマンションほどその傾向は強かったと思う。住民が地域との接触をしたがらないのであろう。清掃を請け負っているかたが時々やってくれている程度である、というのが私の感想である。むろんそうではないところもたくさんあるとは思うが‥。
 緊急事態になると人間の本性が現れるね、といつも雪害対策が終わったときの打ち上げをする居酒屋で、疲れて半分眠りながら慰め合ったのもいい思い出である。

 古くからある活気のある商店街、普段からさまざまなボランティア活動が盛んな住宅地の自治会、日頃から道路清掃などの活動をしてくれている企業などのある地域は、雪掻きや事前の融雪剤散布、大雨対策などを率先してこなしてくれる。地域の幼稚園や保育園・小学校の周囲の雪掻きまで手を伸ばしてくれる。それらに頼ってしまってはいけないのだが、災害時にこそ地域の力は発揮されるものだと実感してきた。