先ほどまで、NHKのドキュメンタリー番組のBS1スペシャル「霊峰に墜ちたB-29」を見ていた。
「奈良県の霊峰、大峯山からB-29のエンジンが掘り起こされた。山の麓に暮らすアメリカ人青年がその真相を追う。その過程で見えてきた、知られざるB-29の物語。
奈良県の大峯山。今でも修験者が修行するこの霊峰から、2006年、B-29のエンジンが掘り起こされた。山の麓に暮らすアメリカ人のカパララさんがその真相を追い始める。搭乗員の足跡を調べていくと、「戦争の狂気」を目の当たりにする一方で、戦時下でも失われていなかった人間としてのやさしさや、今でも日米双方の遺族が抱える痛みが明らかになっていく。慰霊のために大峯山に登ったカパララさん。そこで見たものとは。」
という番組紹介がネットに掲載されていた。私としてはなかなかいい番組で、戦争の実態をきちんととらえていると思えた。NHKの報道番組としては、さい先日の「オリンピック反対運動は金をもらって」云々というような予断と偏見を煽るような番組を作って放映してしまったりするが、こういう番組も作っている。
優れた番組を作り続ける姿勢を持ち続けてもらいたいものである。