Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

膝が疼く

2022年01月19日 23時38分02秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 本日は病院に行くために2回、夕食に1回、合わせて3回も外出した。そのために歩数計は1万歩を超えてしまった。さすがに右膝がだるく、そして疼く。先程痛み止めを服用した。湿布薬を塗って寝たほうが良いようだ。

 夕食は久しぶりに妻と近くの焼き鳥店へ。いつもは満員で店に入れないことが多いにもかかわらず本日はガラガラ。24名ほど入れる店に、私たち夫婦を入れて4人だけ。これでは飲食店が集団感染のもとになるはずもない。三密からは遠い世界であった。これでは昼間の空いている時間帯の電車・バス、学校の教室やオフィスなどのほうが余程危険である。

 蔓延防止策、今回はどのような水準のものが出てくるのか、皆目わからない。しかし、果たして効果のあるものが打ち出されるのか、厳しいものがある。
 私は「経済も回しながら‥」という措置はおかしいと思っている。短期間、完全に人の流れを止める措置が必要ではないのか。日本の措置はあまりに中途半端、どっちつかずなのではないか。飲食店ばかりを狙い撃ちにしても効果は出ないと思うが、いかがなものであろうか。


病院のはしご

2022年01月19日 21時25分46秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 昼前にいつもの内科で降圧剤を処方してもらい、夕方は整形外科でリハビリと湿布薬の処方をしてもらう。二つの病院通いの間に昼食を家で摂り、夕方まで何となくテレビのミステリー番組を見て過ごした。
 一日に病院を二つも回り、その間はテレビで時間をつぶす。妻には「優雅で元気な証拠」と笑われてしまう。自分でも情けない一日だったといたく反省。もっともこんな日が一年に一度くらいあってもいいではないか、と自己弁護。これが日課とならないことを祈りたいものである。
 不思議なもので、このように特にすることのない日は読書も進まない。読書というのは、どこか緊張のある日でないと進まないものであるらしい。これは現役の頃から感じていた。行動や脳の活動が不活発で、何事につけ意欲が無くなっていては、読書は無理である。

 明日はまた都内へ出かけることになる。家にいるよりは読書が進むことを願っている。読書が脳の活動の減退を止めてくれている。


干し柿

2022年01月19日 17時14分32秒 | 俳句・短歌・詩等関連

★干柿の種健在にして老いぬ     丸井巴水
★干柿の舌に吸ひつく里の味     谷渡末枝
★市田柿硬さは口におもねらず    庄司 猛

 知人からあんぽ柿はヨーグルトと一緒に食べると美味しい、と教わった。あんぽ柿は柔らかく、袋を開けると冷蔵庫に入れていてもどんどん柔らかくなる。生の柿をスプーンで食べるのが好きな私は、柔らかくなったあんぼ柿も好きである。
 ヨーグルトに混ぜるにはかなり柔らかくならないとジャムのようには混ざらない。たまたま柔らかくなったものがあったので試しに食べてみたらとても新鮮に感じた。だが、いつも食べられるとは限らない。
 あんぽ柿柔らかさと舌になじむ甘さは、朝の活力を準備してくれるかもしれない。

 硬い市田柿も私は好きである。この市田柿はウィスキーやブランデーを口に含みながら、少しずつかじるのがいい。このときはナイフで小さく切ると便利である。この硬さはどこか偏屈で頑固者というところがある。ぎゅっと固まって意固地なのである。
 世の中におもねらずに生きて来た頑固さがいいのだ。この頑固さを噛みしめ、染み出てくる柔らかい甘さを味わう。そうして自分の生きてきた時代と自分の葛藤を思い出すのは、枯れ葉が音を立てて通り過ぎる冬の深夜である。
 市田柿の硬さは夜が似合う。人を内省的にする。