午前中から今まで、は20日の退職者会に役員会に提出する資料作り。意外と時間がかかってしまった。これ以上はいくつか見積書を取り寄せないと出来ないので、本日はここまで。来週中に完成予定。
朝食前に室温が20℃を下回っていたのでごく短時間ガスファンヒーターを点火してみた。すぐに室温が20℃にあがり、試験運転は終了。全国的にも夏から一気に冬に近づいている。それでも関東地方だけ気温は高めに出ている。それも来週からは下がるらしい。
さて、「日本には四季があり、優れた気候風土」などという日本以外の地域を腐す思い上がりの風土論が未だに蔓延しているが、日本には北海道から沖縄まで多用な気候風土があることを忘れている。さらに近年のように「高温期」と「寒冷期」の二季に移行したかのような気候になっても、これまで通りの主張を繰り返して「日本人すごい」と言い続けるのだろうか。
「四季があって、一年のメリハリが効いて、社会が進化する大きな要素が揃っている」だの「一年中変化のない土地は文化的に停滞しやすい」などと小学生の頃にずいぶん教科書で刷り込まれた記憶がある。当時はそれを信じていたものだが、次第に他の地域に住む人々に対してとても失礼な言い草だと感じるようになったのは高校生くらいの時だったか。
四季の変化のあることは悪くはない。過ごしやすいと思うことも多い。何しろ生まれてからそれしか経験していないのだから。それはそれで致し方ない感想である。だからと言ってそれが他の地域よりも優れた気候風土だと断言してしまうこと、そして他の地域に住む人々を蔑む理由とすることとはまったく違う。多くの人は意外と無自覚にそういう感想を口にする。私はそれが最近とても気になる。
四季がない国は文化が停滞する、なんて酷い言い草だし。もうじき日本はインドやインドネシアにもGDPで追い抜かれるのを、みなさん知らないのでしょうか。追い抜かれても、日本のマスコミは報道しなかったりして…。
高校の頃、歴史の先生が、国語の教科書に採用されている某大家の「風土」論は「信用しないほうがいい」とボソッと言ったのがとても新鮮に聞こえました。
現代、日本の「国力」の後退はすさまじいものがありますね。願望ではなく自己の位置を客観的に見つめたいものですね。
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