Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

言葉を壊すことは拠って立つ文化を破壊する

2017年05月27日 20時58分56秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 でんでん(云々)、そもそも、ばくしんの友(腹心?莫逆?)、びんせん(便宜)、でじ(出自)、れんめん(恋々)…言葉を壊す人は、その言葉を土台とした文化を否定し、破壊する人である。過去いくつの言葉が死滅してきたか。そして日本という国は、いくつもの言葉をその文化や人々の住む地域から奪おうとしてきた。
 そしてとうとうこの列島で使われている言葉すら壊されようとしている。言葉を知らない人間が政権につくことによって、この列島に培われてきた文化を否定するところまで来てしまった。それも保守党による政権によってである。洒落にもならない事態である。

 戦後否定された教育勅語の復活を策す人には、それよりも、小・中国語教科書を復習させることから始めなくてはいけない。
 言葉を大切にすることは、自分の拠って立つ文化を継承し、その文化をより豊富化する。言葉を大切にしない人は、自分の思想を狭め、自らが拠って立つ文化を卑しめる。

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