Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

モーツアルト弦楽四重奏曲「不協和音」

2022年07月15日 13時13分06秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

 午前中からモーツアルトの弦楽四重奏曲集「ハイドンセット」から第18番と第19番「不協和音」を繰り返し聴いていた。
 第19番「不協和音」は第1楽章のアダージョ(序奏)からアレグロへの変化に引き込まれる。暗い不安を予感させる序奏から、明るい主題への変化が不思議である。暗い序奏は予兆とはならずにそれで終了してしまう。楽曲にドラマ性を期待するとするりと身を躱される。ロマン主義に浸りすぎると物足りなく感じるのかもしれない。
 この第19番はヴァイオリンが華麗である。ハイドンセットは4つの楽器が均等の活躍と技量を求められていると思うが、この曲は特に第1ヴァイオリンの技量と牽引力が求められると思っている次第である。



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