昨日は葉山の神奈川県立近代美術館で開催している「生誕110年 香月泰男展」を見てきた。昨日の朝に思い立ち、事前予約制とのことなので、ダメもとで予約画面を開いたら当日の予約も可能であったので、13時半からの予約を行った。
久しぶりに旧「新逗子駅」(現在は「逗子・葉山駅」という不思議な駅名)からバスで美術館に向かった。私の後から切符を購入した来館者は無予約であったが、空いている、ことを理由に入館できていた。
たとえ事前予約制を容認するとしても、平日や空いている時間帯まで予約制の必要性は感じられない。
やはり図録だけでは作品の持ち力は伝わってこない。一部屋にまとめられたシベリアシリーズに囲まれると、圧倒される。
同時にコレクション展「内なる風景展」が小さい展示室で行われており、部屋に入ると正面に松本竣介の「立てる像」が目に飛び込んでくる。描かれた男の服装のリアリティさをあらためて認識し、そして作品の迫力に圧倒された。
感想は来週になってからおいおい記してみたい。香月泰男と松本竣介の作品は何度でも見たい。
さらに、この神奈川県立近代美術館の立地は素晴らしい。断崖の下に広がる海岸、そして背後の三が丘の急峻な山容にいつも見惚れる。