本日神奈川県立歴史博物館の前を昼近くに歩いていた。交差点で数名のサラリーマンの群れとすれ違ったが、そのときにビックリするような会話が耳にとどいた。年上のサラリーマンが 年下と思われる若いサラリーマンに「俺はおまえの女房に文句がある。そんなこと言わせるな」と大声で言っているのである。私は思わず耳を疑った。
話題の内容や、前後の会話の流れなどはまったくわからないので、何ともいいようがないが、それにしてもひどい言い草である。若いサラーマンの妻が、専業主婦なのか、勤め人なのか、同じ会社の社員なのかすらわからない。
だが、ちょっと待てよ、と思わず振り向いた。一応踏みとどまった。だが、会社というの仕事をするところであろう。部下や若いサラリーマンの夫婦間のことに踏み込んで、しかも真昼間に、他の人も行き交う中で大声で「お前の女房に文句がある」というのは穏やかではない。
私はブラック企業の典型のような会社の上司と部下なのかと疑った。
云われた若い方のサラリーマンの顔も、この言葉を吐いた年上と思えるサラリーマンの貌の表情も、詳しくは分からなかった。しかし実に不愉快な気分で博物館前まで約50メートルを歩いた。
切符を購入して中に入る頃には展示に集中したが、博物館から出てきて桜木町駅近くになってふと思い出した。胃から何か消化の悪い物が湧き上がってくるように苦い思いが頭の中を駆け巡った。
あの罵声のような大声の中身はなにを意味していたのだろうか。
残業でも続いて家庭が悲鳴を上げていることが背景にあったのか、共働きで妻にばかり負担がかかっていることの反映だったのか、寿退社の強要だったのか‥‥、いづれにしてもまともな会話には思えなかった。
同じ思いになると思います。
言われていた部下のかたを想うと
他人事ながら気分悪いですね。
完全な虐めですね・・
普段からも暴言吐いてるんでしょうね・・
そんな人間、
どこかでバチ当たらないかしら。
だれかとめてくれる人がいないのでしょうか。
同じような感想の方がいるというのは、実にうれしいです。
ありがとうございました。
ひょっとしたら仲人だった人が男を慰めている会話の流れかとも思いましたが、それはあまりに好意的すぎる解釈と思いました。
「耳をかさぬこと」正しいですね。分からない事には首を突っ込まないようにしないと。
「趣味」ではないですが、性分としてお節介なのかもしれませんね。