いつものとおり夜のウォーキング。太ももの筋肉が心地よい疲労感なので、やめようと思ったが、つい出かけてしまった。
空には低い雲が空の7割程度に点在している。行きは西に向かって歩いた。西南西の空に明るい木星が顔を出していた。面白いことにちょうど丸く雲に隙間ができて、折り返し地点まで木星がその円の中にずっと見えていた。雲が移動して隠れるが、不思議なことにすぐにまた丸く隙間ができる。木星の光が雲を押しのけているのではないか、と勘繰りたくなった。
折り返し地点からは今度は道を逆方向に東へ向かって歩く。東の空には月経12.1の月がやはり雲の間から顔を出した。行きと同じように雲が移動してもすぐに丸く隙間が空いて月が顔を出す。木星以上に月の光が雲を押しのけている。
木星と違うのは、やはり月は明るい。月の光に雲が奥行きのある陰影を作ってくれる。この奥行きのある陰影が、人をおおいに惹きつける原因だと思う。現実の急峻な崖の向こうから夕日や朝日が照らすような奥行き感が、ある。現実なのか、幻覚なのか、わからなくなってしまう。そんなところに月の光の妖しさがある。
こんなことを思いながら、夜のウォーキングから戻った。夜のウォーキングはいろいろなことが頭をよぎって楽しい。
明日は午後から会議。