フラワー緑道の横浜駅にもっとも近いところで咲いていたカワヅザクラとヨコハマヒザクラの桜の実が出来ているのか、気になって見てきた。毎年赤くなっているのを通りかかってみるだけだったが、今年は実の状態が気になった。
やはり早く咲いて、散ったカワヅザクラの方が実が大きい。しかも赤くなりかけているのもあった。
ヨコハマヒザクラの方はまだ桜蕊が枝にたくさんついており、それが落ちたものの子房が少しふくらみかけた程度。緑色の実というよりも、赤黒く細長い。
赤い花弁が、赤黒い蕊に変わり、さらにその色が黒く固まりそのまま子房がふくらみ始めたように見える。
住んでいる傍のオカメザクラの実がどうなっているかも気になるところ。本日確認できなかった。後日の楽しみにしておこう。
★葉の陰に揺れはそれぞれ桜の実
日当たりの具合、木の成長の具合、そして突いた枝の状態によって花弁も蕊も桜の実も、少しずつ違う。その個性は実の振る舞い方にも違いが生じている。植物の個性を許容するように、人の個性を許容するのはなかなか難しいものである。年齢が進むとともに、歳の撮り方に自覚的になる。