本日「時を超える美術「グローカル・アート」の旅」(新見隆、光文社新書)をようやく読み終えた。
「モダンアートというと風土や地域性を超えてもっと尊大後半な普遍性を求めた芸術闘士たちというイメージがある。・・・地域や風土を超えて永久永劫万人の心を打つ名作、名人のグローバルなモダンアートこそ、その風土の匂いがユニークに実は染みついているものだ、というのか「モノ」に触れて学んできた私の生涯一学芸員としての信条だった。」
風土ということばは私にはどうも抵抗があるが、地域性・歴史性という言葉で代替えすれば、了解できる点もある。
それぞれ取り上げた画家や建築家等について新しい知識、視点もいくつか教わることが出来たことは記しておきたい。
この後に読む本として「万葉考古学」(上野誠編、角川選書)を購入しておいたが、リビングルームの仮置き場のどこに置いたかわからなくなってしまった。リフォームが終るまでにはでてくるとおもうが、それまで待てないので「太陽系の謎を解く 惑星たちの新しい履歴書」(NHK「コズミックフロント」制作班 緑慎也、新潮選書」)を読むことにした。