■『妄想代理人』(2004)
♪オープニングテーマ「夢の島思念公園」
作詞・作曲・編曲 - 平沢進
♪エンディングテーマ「白ヶ丘-マロミのテーマ」
作詞・作曲・編曲 - 平沢進
▼story
癒し系キャラ・マロミを考案した鷺月子は、新キャラを早く考え出すよう上司に追い込まれていた。
暗い路地裏で妖しげな老婆を見かけ、逃げ込んだ駐車場で曲がった金属バットを持った少年に殴られる。
「少年バット」としてマスコミに騒がれる事件のはじまりだった。
昔堅気な刑事・猪狩と、現代っ子な部下・馬庭は捜査を始めるが、事件は連鎖的に広がってゆく。
月子を執拗に追い回したルポライターの川津、
勉強も運動もすべてNO.1が自慢の鯛良は、ローラーブレードを履いていたことで疑われ、
グズな転校生・牛山に児童会長の座を奪われそうになって・・・、
その鯛良の地味な家庭教師・蝶野は、二重人格で、もう1人の自分はホテトル嬢、
猪狩の同僚・蛭川は、マイホームを建てるために汚職を重ね、それが悪いボスにバレて多額を要求され、引ったくりや強盗を繰り返す。
その蛭川の娘・妙子は、父親大好きな子どもだったが、夢のマイホームに越して間もなく、
自分の部屋に仕掛けられた隠しカメラで父親に覗かれていたと知って、ショック性の記憶喪失となる。
少年バットは、蛭川を襲って、逆に捕まり、猪狩は辛抱強く聴取を取るが、「自分は聖戦士だ」という妄想に囚われている。
詳しく聞きただすと、彼は騒動に乗って少年バットのフリをしていただけで、実際に襲ったのは蛭川と牛川だけ。間もなく、彼も殺されてしまう。
馬庭は、聖戦士のキャラと化し、謎の老人を老師として助言を聞き、アニメキャラに助けられつつ、
月子の幼少時代に起きた、ある小さな三面記事から真相を知る・・・
『ケイゾク』あたりから図らずも急に猟奇殺人じみた話ばかり続いてしまったが、
昨年8月に亡くなった今敏による原作・総監督アニメとして気になっていたので見てみたら、やっぱ面白い。
絶対、周囲にいる誰かをモデルにしてるんじゃないかってくらいリアルな人物描写。
世の中にはびこる恨み、妬み、嫉み、愚痴が渦巻いて、いつしか「少年バット」という怪物を成長させてゆく。
少年バットは一体誰なのか?関連がありそうでなさそうな登場人物たちの各エピソードは、
各話ごとに担当者が違うのでは?ってくらい作風がガラリと変わったりしていてビックリする展開。
急にゲームの世界になったりして、ついてゆけなくなりそうになりながら、
今の若者にとっては、擬似世界のほうがよりリアルな現実なのかと思ったり。
第10話では、アニメの制作過程が覗けるのが面白い。
OP、エンディングテーマの他、アイキャッチまでスタイリッシュでカッコいい。
特典には、今敏さんと平沢さんの対談なども入ってたけど、チラ見しただけ。
裏話より謎めいた本編のまま楽しみたい。
♪オープニングテーマ「夢の島思念公園」
作詞・作曲・編曲 - 平沢進
♪エンディングテーマ「白ヶ丘-マロミのテーマ」
作詞・作曲・編曲 - 平沢進
▼story
癒し系キャラ・マロミを考案した鷺月子は、新キャラを早く考え出すよう上司に追い込まれていた。
暗い路地裏で妖しげな老婆を見かけ、逃げ込んだ駐車場で曲がった金属バットを持った少年に殴られる。
「少年バット」としてマスコミに騒がれる事件のはじまりだった。
昔堅気な刑事・猪狩と、現代っ子な部下・馬庭は捜査を始めるが、事件は連鎖的に広がってゆく。
月子を執拗に追い回したルポライターの川津、
勉強も運動もすべてNO.1が自慢の鯛良は、ローラーブレードを履いていたことで疑われ、
グズな転校生・牛山に児童会長の座を奪われそうになって・・・、
その鯛良の地味な家庭教師・蝶野は、二重人格で、もう1人の自分はホテトル嬢、
猪狩の同僚・蛭川は、マイホームを建てるために汚職を重ね、それが悪いボスにバレて多額を要求され、引ったくりや強盗を繰り返す。
その蛭川の娘・妙子は、父親大好きな子どもだったが、夢のマイホームに越して間もなく、
自分の部屋に仕掛けられた隠しカメラで父親に覗かれていたと知って、ショック性の記憶喪失となる。
少年バットは、蛭川を襲って、逆に捕まり、猪狩は辛抱強く聴取を取るが、「自分は聖戦士だ」という妄想に囚われている。
詳しく聞きただすと、彼は騒動に乗って少年バットのフリをしていただけで、実際に襲ったのは蛭川と牛川だけ。間もなく、彼も殺されてしまう。
馬庭は、聖戦士のキャラと化し、謎の老人を老師として助言を聞き、アニメキャラに助けられつつ、
月子の幼少時代に起きた、ある小さな三面記事から真相を知る・・・
『ケイゾク』あたりから図らずも急に猟奇殺人じみた話ばかり続いてしまったが、
昨年8月に亡くなった今敏による原作・総監督アニメとして気になっていたので見てみたら、やっぱ面白い。
絶対、周囲にいる誰かをモデルにしてるんじゃないかってくらいリアルな人物描写。
世の中にはびこる恨み、妬み、嫉み、愚痴が渦巻いて、いつしか「少年バット」という怪物を成長させてゆく。
少年バットは一体誰なのか?関連がありそうでなさそうな登場人物たちの各エピソードは、
各話ごとに担当者が違うのでは?ってくらい作風がガラリと変わったりしていてビックリする展開。
急にゲームの世界になったりして、ついてゆけなくなりそうになりながら、
今の若者にとっては、擬似世界のほうがよりリアルな現実なのかと思ったり。
第10話では、アニメの制作過程が覗けるのが面白い。
OP、エンディングテーマの他、アイキャッチまでスタイリッシュでカッコいい。
特典には、今敏さんと平沢さんの対談なども入ってたけど、チラ見しただけ。
裏話より謎めいた本編のまま楽しみたい。