メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

鶏→チキン

2011-01-20 22:08:06 | 日記
長野の友だちからもらったプラネ情報↓↓↓

世界初の「3D ウォークスルー型 プラネタリウム」が登場!
期間:2010年11月26日(金)~2011年2月13日(日) ※会期中無休
時間:11:00~22:00(金曜・土曜・休前日は23:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで
場所:森アーツセンターギャラリー (森タワー52F)
入館料:一般¥1,800 ※東京シティビュー入館料(一般¥1,500含む)


五反田文化センター
投影日:土曜・日曜・祝日(各3回) ※投影時間は、約50分です。
第1回 11:00 ~ 親子向け投影(※小学校3年生以下のお子さんと保護者)
第2回 13:30 ~ 一般向け投影
第3回 15:30 ~ 一般向け投影
入場料:大人200円 ※ 投影日当日、9時から各回分発売


めざましで紹介してた気になる最新映画↓↓↓

僕と妻の1778の物語
眉村卓さんがモデルなんだ/驚

犬とあなたの物語
観たいけど、また劇場で号泣して顔がおかしくなるから、DVDで観るべきか。


フード・インク
2倍の速さで成長するよう育てられた大量の鶏たちの様子を見てショックを受け、吐き気がした。
一国だけを見て少子化と憂いているけど、地球はヒトが増えすぎておかしくなったんだ。
次はわたしがヒヨコに生まれて、傲慢で、底なしに強欲なニンゲンの罪を償おう。

『ありふれたごちそう』のほうはリンクが見つからなかった。



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『エセルとアーネスト ほんとうの物語』レイモンド・ブリッグズ

2011-01-20 21:52:54 | 
エセルとアーネスト ほんとうの物語/レイモンド・ブリッグズ 小学館
さくまゆみこ/訳

あらすじ
牛乳配達員のアーネストと、住み込みのメイドだったエセルは結婚し、26年ローンを組んで家を買う。
2年後、待望の息子が産まれ、高齢出産で難産だったため、これ以上はムリだと医者に言われる。
ドイツ侵攻が始まり、ついにイギリスも世界大戦に巻き込まれてゆく。
子どもたちは皆、より安全な田舎へと疎開が始まり、レイモンドも親戚に預けられた。
成長したレイモンドは、親の期待とは裏腹に美術大学へ進学。
長髪をなびかせ、脳の障害を持つ婚約者を連れてきた時も、母は「髪をとかしなさい」とクシを渡すマイペースぶり。
長かった戦争も終わり、ボロボロに壊された家も元通りに直し、老いた母親は車椅子とベッドでの生活となる・・・


話の途中で息子の名前が明かされ、作者の両親だと分かった/驚
自分と両親の物語をこんな風に1冊の童話に描けるって、画家は素晴らしい仕事だなあ!
きっとご両親も誇りに思っていることだろう。

あらゆるものが電化され便利になり、ある意味夢のある時代でもあったんだな。
と同時に、ナチスが次第に人々の生活に巧みに浸透してゆく様子も
イギリスの低所得層の視点から分かりやすく描かれている。
人々を恐怖のどん底に陥れる戦争も、最初はなんてことない出来事の積み重ねから始まっているんだ。

夫婦それぞれ違う政党を支持しているために、時々ケンカになるものの、
もっともなことをさり気なくズバっと言うエセルのセリフが笑いを誘うw
入院してからは、夫のことも分からなくなるほど痴呆が進んで、最期はひっそりと亡くなり、
アーネストもまた後を追うように同年に亡くなってしまうラストがなんとも悲しい。


「あの2人、ずっとここに住んでたんだ。同じ家に41年間も」


ありふれた、平凡なひとつの家族の人生だけれども、
日常の暮らしにあったかい思いいれと愛情があふれていた

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