メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

北ウイング

2011-01-30 16:07:46 | 音楽&ライブ
図書館でCDを借りて、自宅のカセットテープをデジタル化していく、ひとりリバイバルコーナー!

ココロに花を/エレファントカシマシ
比較的耳馴染みのいい曲が多いアルバム然とした1枚。

東京の空/エレファントカシマシ
これは初聴きかも。みやじ君本人によるメッセージが面白すぎる。レコーディングを終えたばかりで、
赤羽のすずらん通りにある喫茶店で書いてるとのこと。ほんと、物書きも向いてると思うんだな。
近藤等則さん、KYONさん(BO GUMBOS)らが参加。東京タワーをバックに撮った写真もカッチョいい。
なにげない町で撮ったその当時のポートレート的写真を使ってるのはイイよね。


黒船/サディスティック・ミカ・バンド
ウィキによると「日本のロック史における名盤と評されている」とのこと。名前は知ってたけど、初聴き。
この頃のバンドのほうがよっぽど刺激的で面白いなあ!カエラちゃんを加えてまだ活動してるんだ!驚
加藤和彦、加藤ミカ、つのだ☆ひろ(のちに高橋幸宏)、高中正義ってメンバもヤヴァすぎ!
幕末な感じの歌詞カードもツボる。


E/奥田民生
タミーのアルバムは等しく好きだが、1番聴いてるのはこれかも?カラオケで歌う曲も多い
全体的に勢いがあって、ルパンぽいつなぎが入ってたりしてアルバムの流れもまとまってる。




周りが動きはじめると止まらない
電話がやたらとかかってきたり、いろんな契約が更新の時期になったり、
珍しく手紙やハガキが来たり、仕事も毎日日替わりで変わったり、
人の出入りが激しくなって、お誘いが増えたり、、、

こっちの用事を先に・・・てやってる途中で別件が舞い込んできて、すべてが中途半端になる
よく目が回るほど忙しいってゆうけど、わたしの場合、ちょっとでも許容範囲を超えると実際目眩がしてくるから困る

昨日は親がまた宅配便を送ったと電話があって、今日届いたのを見たら、今回も箱からはみ出さん勢いで入ってます!

みかん1袋、オレンジ1袋、りんご(黄×赤各1袋)、れんこん1袋、きゅうり2本、レモン2個、干し芋w、ほうれん草1袋、アスパラ1袋、にら1袋、しめじ1袋、レーズン1パック、桜餅1パック、焼きイカ1パック、おやき10個、スープ2箱、インスタントしじみみそ汁1袋、ヨーグルト×8コ

ふぅ・・・全部食べきれるでしょうか?


聖子ちゃんを聴き返していると、同時期ライバルだった中森明菜もいい曲いっぱい歌ってたなあと聴きたくなった。
毎回、衣装が斬新で、ふわふわした豊かな髪がステキ
女性的な艶と壊れそうな繊細さ、歌に映画みたいなドラマ性がある。
聖子ちゃんが陽なら、明菜ちゃんは陰の魅力。
ゆうちゅうぶで見直してたら、時間の経つのも忘れてしまった。

北ウイング

十戒

DESIRE -情熱-

ミ・アモーレ

Tango Noir
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ワーグナー歌劇『ジークフリート』(全3幕)

2011-01-30 12:37:13 | 演劇・オペラ
ワーグナー歌劇『ジークフリート(Siegfried)』(全3幕)

バイロイト祝祭劇場管弦楽団 指揮:ダニエル・バレンボイム
出演:
ジークフリート:ジークフリート・イェルザレム
ミーメ:グレアム・クラーク
さすらい人(ヴォータン):ジョン・トムリンソン
アルベリヒ:ギュンター・フォン・カンネン
ファーフナー:フィリップ・カン
ブリュンヒルデ:アン・エヴァンス
エルダ:ビルギッタ・スヴェンデン
森の小鳥:ヒルデ・ライトランド

(1992年 バイロイト祝祭劇場録音)

あらすじ
黄金の指輪を狙い、ジークフリートを育てた小人ミーメは、毎日剣を作ってはジークフリートに折られ馬鹿にされている。
さすらい人に扮したヴォータンは、無敵の剣ノートゥングの鍛え方をミーメに教えようと3つの質問の問いかけを促す。
ミーメはワケも分からず、ただ老人をやっかい払いしたいため、どうでもいい質問をする。
「地下に住む者は誰か?」「ニーベルハイムに住むニーベルング族(小人)だ」
「地上に住む者は誰か?」「リーゼンハイムに住むファーフナー&ファーゾルト(巨人族)だ」
「天上に住む者は誰か?」「ワルハルの城に住む神々だ」

今度はミーメの頭を賭けて、さすらい人が3つの質問をする。2つまでは答えられたが、ラスト
「ノートゥングを鍛えられるのは誰か?」に答えられないミーメ。「それは恐れを知らぬ者のみ」
それを知ったジークフリートは粉々に砕けたかけらを溶かし、ものすごい勢いで剣を仕上げてしまう。
1幕のハイライトは、「ホーホ!」と力強く歌いながら剣を鍛える場面
相当な歌唱力がいるパートだな/驚

2幕。ジークフリートは、ミーメの策略によって、指輪を守る大蛇と化したファーフナーを剣の一突きで倒してしまう。
その熱い血をなめると小鳥たちの言葉が分かり、「指輪をとって、炎に包まれた花嫁を目覚めさせよ」
「恐れを知らぬ者!それは、私のことだ!」絶対的な孤独を背負う英雄が真の仲間がいると知った歓喜が伝わる。

3幕。ヴォータンは知恵の女神エルダに聞くため彼女の眠りを覚ます。
「私の眠りは夢みることで、私の夢は考えること。私が考えることは、知を支配すること」と歌うエルダだが、
すでに世の中は彼女の知恵が及ばないことを知り、「永遠の眠りへと沈め」と諦めるヴォータン。
ワルキューレ(希望の乙女)はエルダ(ワーラ)×ヴォータンの子どもなんだ/驚

「反抗することを教えた者が、反抗したことを罰するのですね。
 そうするようにしむけた者が、そうしたことを怒るのですね。
 正義を守る者、誓いを守る者、それが正義を妨害し、偽誓を行うのですね。
 もう私を行かせてください。眠りが私の知識を閉じてしまえばよい」

行く手を遮るさすらい人をまったく敬わず「邪魔すると殺すぞ!」と脅すジークフリート。
世界を支配する槍をノートゥングが砕いて世代交代となる。

炎をものともせず、とうとうブリュンヒルデの眠りを覚ますジークフリート。
生まれて初めて見た女性が、美しい女神なんだもの、そりゃ目もくらむよね!
永遠の乙女も、この自信過剰気味で、正直で、真っ直ぐで、快活な若者の押しの強さには身を投げてしまうというラスト。


「ああ子どもらしい英雄よ。ああ素晴らしい若者よ。あなたは気高い行いの愚かな宝です。
 笑いつつあなたを愛さねばならぬ。笑いつつ私は盲目にならねばならぬ。
 笑いつつ私たちは破滅いたしましょう。笑って亡んでいくのです。
 ワルハルの輝く世界よ、さようなら。誇りの城よ。粉々に砕けよ。
 光り輝く神々の壮麗さよ、さようなら、歓喜のうちに終焉を迎えよ!
 永遠の種族よ、ノルンたちよ、運命の絆を断ち切れ!神々のたそがれよ、たそがれはじめよ!
 破滅の夜よ、沸きあがれ! 今はジークフリートの星が輝くのだ。
 彼は私には永遠で、私には恒久。すべての宝で、唯一で、すべて、輝く愛でほおえむ死です」


ジークフリートはひたすら彼女に性愛を求め、永遠の存在=知恵だった女神はニンゲンの愛に堕ち、
2人の震えるような大合唱がラストを飾る。素晴らしい歌詞だった。

これが『ニーベルングの指環』の第2夜にあたる。
恨み・妬みの人間と慈愛の神々というイメージとまるで真逆な設定なのがフシギ。
こうしてオペラをCDで聴いていると、壮大な物語を極上の音楽付きで読んでいる気分。
実際の舞台も観てみたい。大蛇は本当に巨大だろうか?


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