メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『アタゴオル玉手箱 9』

2012-08-16 22:37:15 | マンガ&アニメ
『アタゴオル玉手箱 9』

【白のささやき】
「シジホウサ」は吹雪の渦の中に現れ、出会ったものは凍死、助かった者も記憶をなくす。
けど、ヒデヨシの命への執着に負け、氷のバイオリンを置いてゆく。
唐あげ丸さんが弾くと死の旋律が聴こえ、背中に氷の羽根が生える。

「聞こえます。死者たちのささやき」
「生キテルウチハ 遊ビ続ケロ・・・」




【KAORI】
「ゲズス石」は見ている者が全員笑ってしまう石
普通なら持って帰れないのを、綴れ織り谷から持ってきたヒデヨシは再挑戦。
猛毒の地雷蜂の蜜が目的。リンゴ笛の爆音で逃げるはずが、刺されて膨らんでしまう。
風鈴森に落ちた隕石が月光を浴びて成長し、ヒデヨシに反応して羽根が出来、
その羽根を着けると眼も蜂と化して、世界は天然色で呼吸しているように見える。

「世界はたった1つの型に見えるんじゃないんだ。いろんな種がいろんな風に感じているんだなあ」
「ああ、オレたちは知らなかった。この世界は匂いの滝でいっぱいだ・・・」




【勝利の砂漠】
ナスカ前期にヨネザアド大陸を統一した蠍歯王(別名:顔無し王)の似顔絵大会が開かれる。
1位はパンツ君!「納豆食えない」(納得できない)とヒデヨシは抗議に行く。

主催者は、ゲレメレゲ砂漠にいる森島博士。
フシギな発明をしていた王が統一した各地に埋めたという「青尾眼石」という器械は、
竜巻が吹くと勝利者の姿が浮かび上がる。
歴代の王とともに、うどんを食い逃げするヒデヨシの姿も

「考えられる理由はただ1つ。蠍歯王がたくさんの苦しい戦いの果てに手に入れた喜び、
 そうした勝利の喜びと同じ位の喜びをヒデヨシは、うどんの食い逃げで感じられるのです」




【トト&ドス】
洞窟で見つけたフシギな卵を食べられず、孵ったヒトデ?はヒデヨシを親と思って慕う。
ヒデヨシ君は親を知らない捨て子だったんだ。。
トトとドスと名づけて、毎日楽しく遊び、
夜は字が読めない代わりに勝手に作ったタコの話を聞かせて寝かしつけるヒデヨシ。
トトとドスが食べる氷は甘い味がして、しばらく風に乗れる。

その間、アタゴオルは大雪が続き、トトとドスが雪を操る「ジャミロ」という生物だと分かる。
森が廃墟になる前に教えようと行ったテンプラたちは、トトとドスが大人になったことを知る。
「なるなっ粘土が楽しくないオトナなんかになることはない」と止めるヒデヨシ。
「北に行かなきゃ」と飛んで行ったトトとドス。

“雪もやみ、とても静かな夜の野原に、いつまでもいつまでもヒデヨシの声が流れていきました”

 

初めて泣いてしまった1話。


【時の小箱】
紅マグロを追って急流の水墨河を流されたヒデヨシは、幻の王国ジルドルドに着き、
重力台座のてっぺんのニンジン型の岩を抜いたため、王様になったが食い逃げは直らない/爆
「瞳祭り」で箱を開けると民は若返るという不老長寿の町で、
テンプラたちも参加すると、時が止まり、ジルドルド王が現れる!



時間の隙間に入ったツバキ姫とパンツは時の小箱をもらう。
それを開けると、まるで時が止まったように見えるが、

「確かに止まったように見えるけど、止まっていないよ。
 ほんの一瞬の中にもね、宇宙くらい巨大な時間が流れているのよ」(ツキミ姫)


【雨 雨 降れ降れ】
春からずっと雨が降らないアタゴオル。
蛇腹沼の地下から出た根から、風鈴森の風鈴草の音がして、
それを聞いたヒデヨシは、アタゴオルの骨格の1つである聖なる木ドアドアに行き、皮を齧る。
雨が降らなくなったのはそのせいで、反省の涙を流せば元に戻るという。
テンプラはヒデヨシに「涙を流せば紅マグロ100匹あげる」と囁くと、
空涙とヨダレのおかげで今度は雨が降り続けて止まらなくなってしまう





とうとうこれがシリーズ最終巻。こんな名作こそ全国の図書館で置くべきだ。
子どもたちのココロが自由で豊かになること確実

アタオオルはいつも楽しくて、自然に溢れていて、そしてクリエイティブ&プリミティブ。
きっと天国ってこんなところで、みんなは毎日、自分の好きなことだけをして暮らしているんだ


追。
ヒデヨシ君って、なにげにオシャレ。いつも服やマントにタコや魚柄が描いてあるけどw

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『アタゴオル玉手箱 8』

2012-08-16 12:20:43 | マンガ&アニメ
『アタゴオル玉手箱 8』

みるつちいろみる
流星森で欠食ドラネコ団と大食い競争するヒデヨシ。
去年負けたカツラに圧勝したが土を食べて、さすがに腹痛になる
ヒデヨシがフシギな形の木の気をザラザラと舐め続けていたら、
鳥霧山脈にしかない桐王の木が環境汚染から逃れて集団でアタゴオルにやって来た!

「私たちは時々この土のことを忘れてしまうけどね、
 ヒデヨシ君は、この大地の土そのものだからだよ」(ツキミ姫)




南腹乱魚
ヨネザアド生物学会がアタゴオルで開催され、世界最古の魚「南腹乱魚」がやって来る。
絶滅種の最後の1匹を食べてしまうヒデヨシw
でも、そこから子どもが次々と生まれて、海に還っていく。
頭のコブからは旋律が流れて会話もするし、時々遠い海からヒデヨシの元へ便りが届く


脈を望む
ヒデヨシが砂漠で見つけた冠と杖で、水脈を見つけ、一体となって体内から水が湧き出る。

「ああ、体を離れてやっとわかる・・・僕が生きてるっていうことは、
 この星を循環している途中なんだ・・・」(テンプラ)



渦の三角
雪の降らない冬、食糧難のヒデヨシが見つけた渦の三角から雪が降り、
陽光で解けて旋律が出てくる。


かれいど・すこうぷ
唐あげ丸さんの死んだと思っていた弟・鷹床丸さん登場。万華鏡の収集家。
沼でしか生きられないユラギリ草が、ヒデヨシの爆音ギターで生長。
胞子が万華鏡となって、所有しようした者らに「オ前タチは本当ニ移レルカ?」と聞いてくる。
その後、テンプラや、ツキミ姫は、草や土、水と一体化する。

「水や土や草に移った時、移れば移るほど感じるものがある。それは、
 私たちの生きてる時間のいとしい程の短さ・・・」(ツキミ姫)




リボン
ツムギ沼のツムギ魚は毒魚で、繁殖法も未知な生物
ヒデヨシは、それを食べられる魚にしようと、自ら大量に食べて実験して腹痛に(また
みんなにも食べさせると、胸に青いリボンが見えるようになる。
満月の夜、透明になったツムギ魚は、月光を紡いで天に昇ってゆく
その光をココロから感じると、リボンが外れ、テンプラたちも光の束になって天昇する。

「そうだ。リボンをつけるために、この世にきたんじゃない。
 この月光の川を魚たちのように!静けさを吸う秋の雲海の中、
 オレは全身で月光を編むんだ」(テンプラ)




コミックMOEはNo.11まででコミックFantasyに変更した。

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『アタゴオル玉手箱 7』

2012-08-16 12:11:17 | マンガ&アニメ
『アタゴオル玉手箱 7』
6巻からの「キリエラ戦記」のつづき。
霧男と網樹に侵入したヒデヨシは、網樹の脳に取り込まれた船長らを発見。

網樹は急速に成長して恐竜になって、光波の都にある光の球を目指していた。
光の球は昔「胸の海林」(誰も入ったことがない)から来たと伝えられていて、
キリエラもどうやら同じところから来たらしい。
光る球をとりこんで巨大化した網樹の卵から光るシビレ虫が大勢生まれる(虫はカンベン

ツキミ姫が作った「気咆ドングリ」で宙に浮かびながら、
網樹に侵入し、テンプラがキリエラで破壊の旋律を吹くと
脳が崩れだし、網樹も破壊される。あっけない終わり方だなあ。。


気圏散歩
の家にある三日月貝を身につけると、大気が海のように見え、
澄んだ大気にはさまざまな生物やサンゴが棲んでいるのが分かる。


砂の海
アタゴオルに久しぶりに帰還した一行。
「食べ物を持ってこない!」と豆猫族が怒って、ヒデヨシの家ごと砂の海に持ってきてしまっていた。
砂を噴き出す砂壷にヒデヨシのマントを巻くと、それを身に着けていた時に
ビックリした時の幻影が見える。
ヒデヨシが一番ビックリしたのは、毎晩、キレイな月が昇ることってステキ



【ごろなお通信】公式サイト

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