メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

今野英明 & Walking Rhythm ROCK IT BABY! vol.2@下北沢440

2013-02-10 23:55:56 | 音楽&ライブ
今野英明 & Walking Rhythm ROCK IT BABY! vol.2@下北沢440
ゲストバンド:ズクナシ

vol.1を諸事情で見られず、今回ついに、ついに行くことが叶った、今野さんのニューバンドイベント

【opening act:モッチェ永井】
最初に演奏されたこの方々、後で気づいたけど、今野さんバンドメンバーなのねv
ボーカルの声量がハンパない驚 風貌的には、手塚治虫さんチックな格好してた時のハマケン似
♪もどかしいね
♪眠れなくなりそうで


【ズクナシ】

バンド名とソウルフルな音楽の間に若干ギャップを感じたw
新調した衣装は金ピカで関西系かと思ったら違うみたい?
昨日、盛岡でライブ後、高速に乗って、途中ちょっとした接触事故によりパトカーに止められてたからちょっと遅れたのかな
ボーカルはオーバーアクションっぷりが渡辺直美さんのビヨンセの真似みたいに見えたけど、自己紹介では「天童よしみです」てゆってたw

♪Ain't no Mountain High Enough
♪ソウルトレイン

このままコミック路線かと思いきや、後半にいくほど、どんどん感動的なオリジナル曲を熱唱して泣きそうになった/涙目
今野さん曰く「2曲目でもう涙で目の前が見えなくなるけど、この間スッピンの時に会ったら、どのパートの人か分からなかった」てw

♪踊りたいけど、踊れないよ~(ボーカルはギターも弾くし、MCも面白い
♪ママbicycle
♪ハッピーバースデーソング
今野さん(45)だけじゃなくて、2月生まれがメンバにあと2人もいるんだ!驚
K-106てバンドのサックスがゲスト参加v 衣美さん曰く「今日も浮浪者みたいな格好で来てくれました」
本当に独特な個性的な方だったけど、心からこの空間を楽しんでるのが分かった

♪シャイン
♪we sing one voice
どれもいい曲だったあ!


【今野英明 & Walking Rhythm】


♪秘められたストーリー
♪ある晴れた日のことさ
♪いつも一緒
♪どこかに消えた
♪ダイヤモンドを掘りだせ
だっけ? give it to me one time~♪てとってもノリがよくてサイコー
♪Yellow Moon

嗚呼、天上の音楽を聴いたんだ。今野さんが歌ってくれたので
ソロも楽しかったけど、やっぱりバンドがしっくりくる。
「自分も東北出身で、ここ最近はいろいろあって辞めようとさえ思ってたけど、
 このメンバーに出会って面白くなっちゃった。まだやります」て、良かった良かった
80歳になっても100歳になってもずっとずっと続けていって欲しいものです/切願

どの曲も今野さんらしいシンプルな歌詞の中にあったかい気持ちがいっぱい詰まってて、
ベーシストの高音コーラスとのコンビネーションもキレイ。
ライブハウスが、ソウルフルなN.Y.あたりから、一気に爽やかな開放感ある風が吹く南国に飛んだ

♪沖縄のうたも面白かった!「サーターアンダギー」など沖縄料理の名前をコール&レスポンスするw

今野「楽しみにしてたのに、あともう少ししかない」て、ほんとだよ~!

それにしても、天の采配としか思えないこの面子
ロッキングタイム時代の曲も、ソロアルバムの曲も演ってくれて、どれもバンドサウンドに膨らんでたv
キーボードの音はかなりソウルフルだし、ギターの八木橋さんは、ボガルサ、ジェントルでも見たけど、
このバンドでのプレイが一番カッコよかった!

♪ありふれた言葉
♪What can I? だっけ?これもノリが良くて、今野さんのダンスもカッコよかったあ
♪希望的観測(モッチェ永井さんとのtwin vocal


encore:
モッチェさんがアンコールをうながして、今野さんから「メンバーの方ですよね?」て

♪ぼくにできること

最後はみんな総立ちになって久々踊った だって踊らずにはいられない
気がついたら、後ろのほうまでお客様がびっしり詰まっててちょっとドキドキしたけど/焦

DJのヨシダコウタさんは、レゲエから、ズクナシに合わせた女性グループものなど幅広くてとっても濃い選曲だった。さすがですv

次のライヴは4月5日!
いつアルバム出すんだろ?! 首を長くして待ってますよ~♪♪♪


追。
帰りの電車もクラクラしながら、なんとか乗り切って、エラいぞ自分
写メは、待ちぼう犬。クッキーを食べてた私の手からバターの匂いを嗅ぎとったようで、しきりに舐めてたw



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四大陸フィギュアスケート選手権2013

2013-02-10 23:55:55 | フィギュアスケート
四大陸フィギュアスケート選手権2013

女子フリーになってやっと気づいたため、男子は丸ごとと、女子ショートを見逃すという痛恨のミス
う゛ぅーーーなにかお知らせ的なものに登録しておかないとダメかも。
以下は動画でチラっと見た感じのメモ。

▼浅田真央
2年ぶりのトリプルアクセルが決まって、後半の手をあげるトリプルループも完璧なショート!
アクセルの前の振り付けがちょっとおざなりになってたのは集中してたからだよね。ご愛嬌w
「笑う門には真央来たる」てアナ
キス&クライにもちゃんとマイクがあるのか滑った後の本人の生のコメントも入ってる。

▼鈴木明子

3×3が決まって、手脚とリンクを最大限に使って、黒い衣装と真っ赤な口紅が映えて、カッコよすぎて鳥肌が立った!
野心ともまた違う、彼女の粘り強さってほんと素晴らしい。チワワみたいで可愛いし

▼村上佳菜子

鈴木と対照的にやわらかいピンクの衣装に包まれた、やわらかく優しい演技。
体の隅々まで感覚がゆき届いた人形のようにキレイだった。終わると絵文字みたいな満面の笑み(=⌒▽⌒=)

▼羽生結弦
 
ショート。4回転トゥループもキレイ! ルッツがシングルに抜けたほかは、本人も満足気なショート1位通過。
フリー。4回転はいつも軽々と跳べるね。チャンの滑らかなスケーティングにも限りなく近づいたんじゃないかなあ!
大人の色気を感じる視線の投げ方、表現力に関しても確実に成長が見られる。

▼高橋大輔
 
ショート。曲と衣装変えた?♪月光 転がるピアノの静かな旋律に合わせてメリハリの利いたさすがの演技力。
4回転はちょっとバランスを崩して、トリプルアクセルは転倒したけど、スピードアップするステップ、スピンの回転が速い!
フリー。♪道化師ていうオペラ曲を選んだ時点でもう半分は成功したようなもの。
1回転倒、途中のとりこぼしもあったけれども、これは本当に美しい芸術、演劇だ
後半もスピードは落ちず、観ているだけで歓びが得られる。それにしても点数低いっ


結果は、SP6位スタートのケビン・レイノルズ(カナダ)が優勝、2位が羽生くん、3位は閻涵(中国)。
大ちゃんはなんと7位。パトリック・チャンは欠場したんだ/驚

男子SP

男子FS

女子SP


ペアのフリーでクイーンのメドレーが使われてた


【女子フリー】
10年ぶりの日本人表彰台独占を狙う。

●ジジュン・リ(中国)

♪眠れる森の美女 3×3は安定してて自信があるんだな。2×3も決まった。とっても落ち着いてる。スピンも柔らかい。
中国選手権3連覇中。後半の3連続。あどけない笑顔が可憐で華もある選手。スピンも速くて完璧。

●クエイシン・ジャン(中国)
風の谷のナウシカ!小塚くんのプログラムを思い出すなあ。3×3決まった。スピンで止まった。
表情が固く、ステップでフラつきもあったけど最後まで滑りきった。足首でもひねったのかな?

●アグネス・ザワツキー(アメリカ)

♪ラプソディ・イン・ブルー 陶器みたいな美人さん。3×3は3×2に。ラコステと曲かぶったんだ/驚
サルコウで転倒。そのあとも2×2、3連続もシングルが入って、気持ちを切り替えたステップ。
ちょっと悔しさが残る表情。世界選手権は2枠で、彼女は外れた。

●ケイトリン・オズモンド(カナダ)

カナダの注目選手の一人。♪カルメン組曲 最初の3×3は3×1に。東洋の選手と比べると欧米選手の体格は立派。
顔が小さい分、上半身の筋肉がよりガッチリに見える。妖艶な魅力を前面に出してる情熱的な曲と演技。
転倒あり。ジャンプが決まればもっと勢いもついただろうな。
ちょっと変わった振り付けのステップ。ドラマティックな終わり方も斬新。
女王の座についても、まだまだ失敗を重ねてプレッシャーにも慣れてゆくって過程は皆通らなきゃならない道なんだなあ・・・

●アメリー・ラコステ(カナダ)

♪ラプソディ・イン・ブルー 同じ曲でも別の振り付けと構成で印象が変わるね。2回転が2回続いた。
ジャンプは不調気味か。スケーティングは滑らかでピアノ曲と合ってる。流れが途切れずスピンも安定。

●グレイシー・ゴールド(アメリカ)
 
このコも本当に可愛い ♪ライフ・イズ・ビューティフル 最初のコンビネーションならず。次に決めた。
ループで転倒。スピンもやわらかくて速い。ルッツはシングル。ワルツやらいろんなテンポが入ってる曲。
後半の3連続は決まった。鼻血が出ちゃった?

●村上佳菜子
 
♪アストル・ピアソラ・メドレー 本人が目指し続けてるショートとフリーの2つをそろえられるか
ものすごく集中してる。正確で速いスピン。生真面目さが出てるなあ!3連続も決まった。
再びタンゴのリズムに戻って、気合いを入れたステップ。キレのある演技。
最後のポーズでバランスを崩したけど、本人は気にしてない感じ
彼女の真っ直ぐさと情熱的な曲は合ってるんじゃないかな

●クリスティーナ・ガオ(アメリカ)
 
♪リベルタンゴ 村上と同じピアソラ。ここでも曲がかぶった!しかも続けて/驚
3×2からスタート。ルッツで転倒。優雅なスピン。後半のジャンプは決まってる。3連続はこらえた。
ステップのキレはカナちゃんのほうが見栄えがするかも。振り付けの解釈ってのも得点されるんだ。
ハーバード大学に通う学生さん。勉強もしながらスケート大会で世界を回るって信じられないな。

●浅田真央
 
新しい衣装はよりバレエに近い白い羽がたくさんついてふわふわして可愛い
「トリプルアクセルを決めた時のほうが、入れずにパーフェクトだった時より満足感が違う。
 このトリプルアクセルは失いたくない」かつてのアクセルの女王のコメント。
♪白鳥の湖 アクセルは両足着氷か? 3×3決まったのは4年ぶり?
真央ちゃんも集中してる。スワンプリマがのりうつったような情感のこもった演技と技術力の絶妙なバランス。
後半の3連続も入った。会場全体が応援の拍手と大歓声! スピードアップするステップはまさに大団円の賑わい!

ソチのファイナルが見えた気がした。いやあ涙が出るなあ・・・
これまでの感動的な真央ちゃんのプログラムにひけをとらない名シーンの1つに加わることは間違いない。
演技を振り返るVTRを見ながら、また客席から歓声と拍手が起きる。205.45点はもちろんシーズンズベスト
「オリンピック以来の200点超えでビックリした」とインタビュー。
早口ながら冷静に自己分析する様子は大人になったなあ、プロの姿。

●鈴木明子
 
鳥のさえずりが入った♪シルク・ドゥ・ソレイユ オー 最初から3連続キレイに入った。次は抜けた。
表彰台独占てプレッシャーもかかるよねえ!ある意味ホームリンクにおける団体戦みたいなものだ。
ショートとは一転した軽やかな鳥の演技でリンクを自然の爽やかな空気で浄化してゆく。いろんな顔をもってるんだね
後半のジャンプも次々と決まり、歓びが爆発したようなおおらかなステップ。満面の笑顔で、コーチも安堵の表情。これまた涙。


 
結果は、1位真央ちゃん、2位鈴木、3位村上、素晴らしいこの日本人選手の団結力祝×∞
真央ちゃんも優勝が決まってからのインタビューのほうが笑顔が晴れやかだった。
「一番いい時に戻っているから、質を上げていく」
この日本女子3人がそのまま世界選手権に出場する。

3月14日には世界選手権。今度は忘れないぜ(たぶんっ!

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『告白』(2010)

2013-02-10 12:11:32 | 映画
『告白』(2010)
原作:湊かなえ 監督:中島哲也
出演:松たか子、岡田将生、木村佳乃、芦田愛菜、山口馬木也、高橋努、新井浩文 ほか

先日見たドラマ『贖罪』と同じ原作者の映画ってことで興味をもって観てしまった。
「R15指定」になったのもよく分かる。観ているこっちまで精神崩壊しそうなほど追い詰められた。
精神的に限界状態になるって分かっていても、つい観たくなってしまうのは、
原作者の確かな文章力、説得力、その背景にある現代の真っ黒い闇があるから。
こんな小説を書く女性って一体どんな方だろうと思ったら、ごく普通な感じでさらにビックリ/驚→here
(いや、別に変な人を想像していたわけじゃないけれども
他にもまだ同じかなりダークなテイストの著書が映像化されているのも気になってきた。
彼女のシリーズを観て、ストレス耐性が上がらないかな・・・


trailer


▼story
原作は、第一章「聖職者」、第二章「殉教者」、第三章「慈愛者」、第四章「求道者」、
第五章「信奉者」、第六章「伝道者」と分かれているが、
映画ではそれぞれ主体となる登場人物らの「告白」として6章に分かれている。

市立中学校1年の終業式の日、担任・森口悠子は教師を辞職することを伝え、その理由を話し始める。
シングルマザーの悠子は、「結婚しなかった理由は、夫の桜宮正義がエイズを発症し、子どものために決断した」と言う。
愛娘の愛美は、悠子が職員会議のある水曜だけは、学校の保健室で預かってもらっていたが、
ある日、プールで死んでいるのを発見。「事故として片付けられたが、犯人はこのクラスの中にいます
その2人をA、Bと称し、「警察には言わないが、2人が飲んだ牛乳に夫の血を混ぜた」と言い、教室内は騒然となる。。


最初の告白の場面での松たか子は、まるで般若の面のようだ。憤怒をもつ鬼女の様相。
彼女は実際のところ復讐に自らの手を汚しただろうかは不明のままで、
心理的プレッシャーで容赦なく断罪してゆく様は『贖罪』と同様。

母のキャリアの犠牲になって歪んだ少年、
過保護な母のもとで育った少年、
マスコミで騒がれた殺人者を崇拝する少女、
事件の真相を知らず、ただ自己満足のために熱く指導する若い教師、
HIVへの誤ったイメージと、殺人犯への安易な復讐心から陰湿なイジメを繰り返す生徒たち。

湊かなえさんの作品に惹かれる理由が、ここいら辺にあるような気がする。
大人のプライド、歪みが、子どもへと伝承されてゆく永遠のループ。
それは、今、自分が内観している事柄とも深くリンクしているからでもある。

この陰惨な事件の表向きだけを見ると、現代のキレる子どもたち、イジメが流行る学校などを描いているようだけれども、
親の躾や教育のあり方、ひいては社会的背景など、もっと根深く広がる問題がある。
幼い頃から他者との競争に次ぐ競争、自由な時間と感情を奪われ、真の信頼関係を結べないまま育ってゆく子どもたち。
無意識に子どもへ伝染させてゆく繰り返しに大人や教育者が早く気づき、負の連鎖を止める手段はないものか。

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『めくらぶどうと虹』宮沢賢治

2013-02-10 12:07:42 | 
『めくらぶどうと虹』(福武書店)
宮沢賢治/作 近藤弘明/絵

▼あらすじ
かすかな日照り雨が降ったあとにかかる虹。
たったひと言でも言葉を交わせたら死んでしまってもいいとまで思いつめているめくらぶどう。
「どうか私のうやまいを受けとって下さい」というめくらぶどうに対し、
「うやまいを受けることは、あなたもおなじです」と命の平等、比べることの愚かしさを説く虹。

 

「ええ、そうです。ほんとうはどんなものでも変わらないものはないのです。
 ごらんなさい。向こうのそらはまっさおでしょう。まるでいい孔雀石のようです」

 

「すべてまことのひかりのなかに、いっしょにすむ人は、いつでもいっしょに行くのです」

【詩人・生野幸吉さんのまえがきメモ】
イエスの山上の垂訓(マタイ伝第5章)の中の野の百合のたとえをひいて、
さだめないもの、はかないものが、かぎりない命に変わる「まことのちから」を説きながらも、
そこには仏教の衆生済度や悉皆成仏といった思想が、さらに大きな、やさしい救いのひろがりを、
虹の輪のようにひろげていると思います。

衆生済度=仏道によって、生きているものすべてを迷いの中から救済し、悟りを得させること。
悉皆成仏=万物すべてが仏になること。
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『とっこべとら子』宮沢賢治

2013-02-10 12:01:17 | 
『とっこべとら子』(農山漁村文化協会)
宮沢賢治/作 高橋伸樹/絵

▼あらすじ
欲深い金貸しの六平は、酔っ払って帰る途中、金ぴかの侍に会い、
「遠国に行く途中だが大金を預かってほしい。万一途中で相果てたなら金子はそのままあげる」と言われ、
小判がどっさり入った千両箱を10箱も唸りながら持って帰ったら、土手の砂利俵だったw

 

また、村会議員のお祝いで酔っ払ったあと、もらったご馳走を藁のつとに入れて帰ろうとすると、
巨大な狐が現れて、平右衛門が薙刀をふりおろすと跡形もなく消えていた。
その正体は、田にあった厄病除けの「源の大将」で、
皆が逃げ去ったあと、とっこべとら子と部下たちは、ご馳走の入ったつとをもっていったw

 

六平と、侍に化けたキツネとの珍妙なやりとりや、町の衆の宴会のにぎやかな様子など素朴でイイ。

【高橋伸樹さんあとがきメモ】
町田市の「タヌキのトンネル」をルポしたのがきっかけ。
年間100匹以上車に轢かれるタヌキを救うために自然観察会の人たちが設置したタヌキ専用のトンネル/驚
キツネが轢かれるのは、年間1匹か2匹。キツネは敏捷で賢い。

おとら狐=愛知県に伝わる狐の妖怪。

藁のつと=わらなどを束ねて、その中に食品を包んだもの。わらづと。

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