メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

心の中のベストフィルム~『風と共に去りぬ』(1939)

2015-01-09 11:46:33 | 映画
『風と共に去りぬ』(1939)
原作:マーガレット・ミッチェル 監督:ヴィクター・フレミング
出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲイブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド ほか

trailer


ブログにないマイベストを、もう一度、ノートを見返して確かめてみたら、
今作だけ、辛うじて一番古い記録の中から見つけることができたv

今作を初めて観たのは、たぶん高校生の頃。
感想メモは、観た当日のものと思われ、あまりに興奮しすぎて支離滅裂だから、ちょっと訂正しました

(以下、その転記

今日、図書委員会の読書週間の締めくくりは、視聴覚室でのぶっちぎりビデオ一挙放映。

なんと素晴らしい、これが人のなせる極限の力。
2本分のテープの中に、スカーレット、バトラー、
そして、何百人もの人たちが生き生きと動いている。
物語の中でまさに生き続けている!

こんなものすごい映画がこれまであっただろうか。
観客はみんなスカーレットになり、愛し、愛され、苦難と冒険に満ち満ちた
まったく危険な橋をともに渡りきった。

人の深く、底知れぬ表情、感情、行動、狂気と正気が入り乱れ、
それでもなお立ち上がり、明日を見つめて歩き出す。

そして次は、私たち自身がスカーレット・オハラを演じ、バトラーを夢見るのである。
少女たちは夢から醒めても、なお、現実という夢を観続ける。

私は一生忘れない。


  

これで感動して、ポスターをどこからか入手して部屋にずっと貼っていたっけ。

なかなか主演女優が決められないまま撮影が始まり、
そのロケの様子を見に来ていたリーを見た製作者のセルズニックが
「スカーレット・オハラがここにいる!」と言って起用したというのは、有名な伝説。

リーの完璧な美しさ。
華やかな衣装で屋敷から出てくるシーンから、もう魔法のように惹きつけられる。
彼女が片方の眉を高くあげる表情を、実は、当時、練習してみたこともある/恥

私の好みとしては、バトラーよりもアシュレーで、
主演男優のクラーク・ゲーブルは、ちょっと濃すぎるけど、
今作を観たら、その魅力にハマること間違いなし。


“After all, tomorrow is another day.”
(とにかく、明日は別の日なのだから)


タラの大地を踏みしめて言う、ラストの名ゼリフは「明日は明日の風が吹く」という和訳で有名になった。

この後、私は原作を読み、さらに深い感動を味わって、しばらくの間、夢からさめなかった。
それから、名作ものにハマって、『嵐が丘』『若草物語』等々も読んだ。

昔は、毎年のように年末年始には、こういった長編の名作映画を流して、
深夜になるまで母とうっとり観たものだったけど、最近はなくなったねぇ・・・





M.ミッチェル 『風と共に去りぬ』@100分 de 名著(1、2回)

M.ミッチェル 『風と共に去りぬ』@100分 de 名著(3、4回)


この番組を観てから、年末に予録した映画を久しぶりに夢中で観た
前回観たのは、たぶん、正月に帰省した際に
母と年越しで観た時以来じゃないだろうか?

大体のあらましは覚えていたけれども、細かい所の記憶がすっかり抜け落ちていて
逆に新鮮だったとともに、やっぱり何度観ても名作だと夢中で観て、感動の涙を流した

ラストがあまりに悲劇だから、また冒頭の何も思い煩うことのなかった
タラのシーンから観たくなる

今回観直したことで、印象的なシーンの画像を添付した


父:お前もいつか土地を愛するようになる(何度観てもステキな巨木!






















メラニーが出産する際、医師を探しに行くが、カメラが引いていくとこの無数の負傷兵の数!




結婚後、バトラーはスカーレットを喜ばせるために
服を買ったり、旅行に連れて行ったり
娘が生まれてからは、寝室を別にされ、妻の代わりに娘を溺愛していた





以前、書店にもあったワンコインで名作が観られるDVDのサイトを
久しぶりにチェックしてみたら、今作は完売とのこと
本店も閉店?! まだ書店にあるならDVDで欲しくなった

ワンコインでお釣りがくる!洋画の名画・名作コレクション





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『フラニーとゾーイ』J・D・サリンジャー著

2015-01-09 11:38:36 | 
『フラニーとゾーイ』J・D・サリンジャー著

『ライ麦畑でつかまえて』に代表される「永遠に年をとらない青少年」と呼ばれる主人公たちの語り口調で書かれた、
「7人の神童」と世間で騒がれた兄妹たちと家族を巡る物語の1つ。

今作をはじめ、このちょっと変わったグラース家のシリーズはどれも秀逸。
読んだのは随分前だけど、いまでもサリンジャーは大好きな作家だ。

ストーリーは、カンペキなルックスなのに、ギリギリの感情のフラニーとBFとの珍妙なやりとりからはじまる。
家にひきこもり、ロクに食べずに祈りをつぶやく生活に心配した親は、兄ゾーイに説得するように頼む。
チキンスープをひと口でも飲ませようと必死な母と息子のおかしな会話は滑稽でもあり、感動でもある。

ゾーイは妹に、自分たちは2人の兄に宗教観念をわんさと詰め込まれた畸形児であること、
祈るには、少なくともその対象であるChristを好きでなくてはならないことなど、
ワイシャツを汗びっしょりにして話すがうまくいかない。

クライマックスは、兄の部屋から「役立たずの電話」で、兄バディのフリをしてフラニーに話すところ。

自殺した長兄シーモアのいっていた「僕らはあの『太っちょのオバサン』のために一生懸命やるのさ」という件がわたしは今でも大好きだ。
この太っちょのオバサンとは誰のことか?
自分自身でもあり、みんなでもあり、そして神さまなのかもしれない。


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topics~真心新譜『Do Sing』、羽生くん献血ポスター ほか

2015-01-09 11:04:55 | 日記
最近の気になるトピックス。

木曜日に新年初のクリニックに行ってきた。
その待合室で、私の大好きな『銀河鉄道の夜』が大好きなパロル舎から出ているステキな本に出会った。
挿絵の小林敏也さんは賢治の作品をライフワークにしているとのこと。
以前知った金井田英津子さんに通じる雰囲気があって、気になって調べたが最寄の図書館には『銀河鉄道の夜』はなかった。残念。
でも、ブログ内を検索したら、何冊かもう読んでいたな。

小林敏也さん

【ブログ内関連記事】
『画本厄除け詩集』(パロル舎)
画本宮沢賢治『かしわばやしの夜』
『雪わたり』(パロル舎)
『やまなし』
『蛙の消滅』


その帰りに、もろもろの用事を済ませて(火災保険を払ったり)、
ランチの「デリプレート(ドリンク、スープ付き)」が美味しかった。
オシャレな店内。ランチアワーはワッフル食べ放題v 焼き加減がすごい軽い/驚 つけるハチミツもサラサラ!

「MOTHER LEAF」
 


ホームで羽生くんのポスター発見/驚



ベッタリついて剥がれないシールの剥がし方@あさイチ
・サラダ油をしみこませると粘着性が弱まる
・180度ピール法→紙が古いほど弱いため、剥がす方向に寝かせるようにして、ゆっくりと、均等な力で剥がす
・ドライヤーをあてて、糊を温めると粘着性を弱める→跡に残った紙は消しゴムでこする
(消しゴムでこすってもとれなかったことあるけどなあ!

柳澤さんが「商品に剥がれないくらいベッタリ値札を貼るのはなぜか?」と聞いて、私も聞きたかった!
答えは「簡単に剥がれてしまうと、値札を張り替えられてしまったりするので、店側の対策」とのこと。
でも、せっかく買ってきたばかりのガラスコップやら、お皿の値段を剥がすのに失敗すると、
もう取れにくくなって、商品価値が著しく下がるよね


浅田真央と羽生結弦…。「もう五輪出場ない」発言の波紋と複雑な事情
“羽生のコーチであるブライアン・オーサー氏は、先月発売された著書の中で、彼のことを「頑張りすぎる」タイプだと評価している。”
スポンサーや連盟の金儲け主義の波、メディアの引き抜き合戦に巻き込まれたり、アスリートも大変だ


LIFE!ステージ~人生に捧げるコントライブ~
 

 



総合司会を任されたムロさんに、早速ダメ出しする三津谷氏(メガネが照明でおかしなことになっちゃってるww
最近、お笑いはあまり興味がないからコント部分は飛ばして(スミマセン)、彼らにつっこむゲスさんの部分とか見た。


真心新譜『Do Sing』
2月のライヴまでに新譜を聴かねば!と焦って、レンタルしてしまいました/謝(初回限定盤はDVD付だったか・・・
ライヴで聴いた曲もあり、初聴きもあり。
「聴いた人の肩が軽くなるような曲を作りたいの、これからは特に。」とヨーキンさんがゆってたのが、そのままアルバムになった感じv


OCEANUS 10th Anniversary PARTY“ KING OF BLUE ”@舞浜アンフィシアター
2015.2.8 [ SUN ]  開場 16:00 / 開演 17:00

[出演]
クレイジーケンバンド、東京スカパラダイスオーケストラ、TOKYO No.1 SOUL SET、
akiko & GENTLE FOREST JAZZ BAND、須永辰緒、伊藤陽一郎、藤枝伸介、G-Rockets ほか

剣さん、スカパラ、藤枝さん、ジェントルってすげーラインナップ
しかも、舞浜アンフィシアターなんてあったっけ???/驚
藤枝さん、またかっちょいいアー写だなあ!


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J・D・サリンジャー

2015-01-09 10:00:00 | 
J.D.サリンジャー 全作品レビュー

上記の方のレビューを見て、自分のノートをひっくり返してみても、結局、
大好きなサリンジャーの読書感想メモは見つからなかった。残念というかフシギ。
小さい頃から日記をつけていて、本も、とくに感銘を受けたならとくに、なにかしら記録に残っているはずなのに。

短編集のほうは、たしかまだ手をつけていないから、まだ楽しみがいくらか残っている。


『ライ麦畑でつかまえて』

『ライ麦畑でつかまえて』(白水社)

『フラニーとゾーイ』

『フラニーとゾーイ』

『ハプワース16、一九二四』

「ナインストーリーズ」「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」
「九つの物語」
「バナナフィッシュに最良の日」
「コネチカットのウィグリおじさん」
「エスキモーと戦う前に」
「笑っている男」
「小舟にて」
「エズメのために―愛と汚れ」
「美しき口もと、ひとみはみどり」
「ド・ドミエ・スミスの青の時代」
「テディ」
「大工たちよ、屋根の梁を高く上げよ」


『大工よ 屋根の梁を高く上げよ シーモア-序章-』(新潮文庫)
※「シーモア-序章-」部分のメモ。

「若者たち〈短編集I〉(サリンジャー選集2)」
「若者たち」
「エディーに会いな」
「じき要領をおぼえます」
「できそこないのラヴ・ロマンス」
「ルイス・タゲットのデビュー」
「ある歩兵に関する個人的なおぼえがき」
「ヴォリオーニ兄弟」
「二人で愛し合うならば」
「やさしい軍曹」
「最後の休暇の最後の日」
「週一回なら参らない」
「フランスのアメリカ兵」
「イレーヌ」
「マヨネーズぬきのサンドイッチ」
「他人行儀」
「気ちがいのぼく」


「倒錯の森〈短編集II〉(サリンジャー選集3)」
「マディソン街のはずれの小さな反抗」
「大戦直前のウェストの細い女」
「ある少女の思い出」
「ブルー・メロディ」
「倒錯の森」


このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年 新潮モダン・クラシックス J.D.サリンジャー/著 新潮社


映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』(2017)



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作家別

2015-01-09 09:00:00 | 作家別
宮沢賢治

小川未明

岡本太郎

江戸川乱歩 少年探偵シリーズ

星野道夫

眉村卓(角川文庫)

楳図かずお

水木しげる

藤城清治

ますむらひろし

松本零士

葉祥明

大島弓子

本橋成一




J・D・サリンジャー

ジュール・ヴェルヌ

トルーマン・カポーティ

ロバート・ウェストール

ボリス・ヴィアン

ミヒャエル・エンデ

アントン・チェーホフ

エーリッヒ・ケストナー

スティーヴン・キング

エドワード・ゴーリー

ピーター・シス

レオン・ガーフィールド


ミヒャエル・ゾーヴァ(Michael Sowa)

ビネッテ・シュレーダー(Binette Schroeder)

バーバラ・クーニー(Barbara Cooney)

ガブリエル・バンサン

酒井駒子

町田尚子

イーディス=ネズビット

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