メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

大探検!京都国立博物館~みやこの美へようこそ

2015-01-16 17:47:18 | アート&イベント
大探検!京都国立博物館~みやこの美へようこそ(2014年11月3日OA)
【出演】井浦新、青木さやか
 

「京都国立博物館」

“9月に新装開館した「京都国立博物館」には、彫刻、絵巻、書蹟、陶芸まで国宝62点、重文130点が勢ぞろい。
 同時に開催中の「鳥獣戯画展」も連日満員が続く。茶室を取りまく庭園も改装され新たな見どころにもなっている。”

井浦新さんを文化大使に任命しました


まず、井浦さんと、青木さやかさんのコンビが異色w

 

『日曜美術館』の司会もしているアート通の井浦さんと、普段まったく美術館などへは足を運ばない青木さん。
でも、井浦さん曰く「アートの見方は自由」
私も同感。観て、好きか嫌いかでいいと思う。自分がどう感じるか。それをどう心身の糧にするか。


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「平成知新館」


「からし期間」
建物自体は1年前に完成したが、国宝を移す際、有害物質で傷んでしまうから、館内の空気を入れ替えるのに1年かかるって、
どんだけ汚染されてるんだ、今の時代は!?

 

仏像がズラリと並んで圧巻! ちなみに移動する際、各お寺で魂を抜いた状態のため、
ご本尊と言えども、あくまで美術品として鑑賞可能とのことw
背後からもライトを当てることで立体的に見せる工夫もされている。


・文化大使・井浦さんのオススメ
 


・松本明慶(52年のキャリアを持つ仏師)さんのオススメ
 
細身で、立ち姿はモデル立ち?!

松本さん「(仏像の鑑賞は)その人の技量で見ればいい」

見る角度によって表情が違って見えるのは、顔の左右を彫り分けているため。わざと左右対称にしていない/驚


<2F 秀吉と桃山文化>
 

・山口源兵衛(帯匠)さんのオススメ
 
秀吉が戦の時に着たといわれる陣羽織。獣が獣を食っている様子が描かれている

「衣装から、その人となりが見えてくる。秀吉は、これを着ざるを得なかった天下人だった。
 天下人になったが故の空しさ、不安、悲しさを抱えている裏返し」(山口さん)


屏風絵には、5000人来たという花見会が描かれている

 
美術館は、当時の大仏殿の敷地に建てられた。つまり本物の跡は埋めちゃったってことね


<茶室「堪庵(たんあん)」>
 

・千宗守(武者小路千家家元。千利休の14代目家元)さんのオススメ
 
西行の和歌



「文字が薄れて、読み取れないが美しさがある。茶の湯にも美しさが大切」
「(美術に詳しくないから)無知で恥ずかしいという気持ちが向上心をさまたげている」(千宗守)

 

注意:茶器は落とさないよう低い姿勢で鑑賞すること
(だから、あんなに不自然に屈んだ姿勢だったのかw 1つの茶道具で1つの城分の価値があったって、哲さんもゆってたもんねえ!


茶器の裏に作った人の印があるので、そこも見どころ


<史上初公開! 美術館の裏側に潜入>(『ブラタモリ』みたいになってきたなw

 
仏像の中にはお経や仏舎利などが入っていることがある。中身の素材も予測できる

 


「心木」の上に、さらに2層重なってできていることが分かったが、理由はまだ解明されていない



<鳥獣戯画>
 
今回のお披露目の目玉。さすがに長~~~~~~い行列(これがイヤなんだよねぇ

日本のアニメの元祖。4年間の修復を経て一挙公開。11mという長さ/驚
作者は不明。その他もまだまだ解明されていないことが多い謎の美術品。
最初は擬人化された面白い動物たちが描かれ、途中から人物画もある。

 
修理前/修理後

 

「裏打ち紙」
修復には、巻物の裏に貼られた裏打ち紙が経年で弱っているため、少し湿らせて糊を丁寧に剥がし、貼り替える。
これは、代々受け継がれる作業で、これからも100~200年後、また同じ作業が必要になるため、
未来のことも考えて、それに恥じない仕事をするよう心がけているという。


前半と後半の紙が違い、後半の紙はリサイクルのものと判明


・黒い点の謎が解明!
 
3巻目にあたる「丙巻」では、人々がいろいろな遊びに興じる絵から、また突然、擬人化された動物たちに戻る

「相剥ぎ」
 
元は両面だったものを剥いでつなぎ合わせたため、急な場面転換になってしまったのではないか?


「文化財の裏にはつねに人が在る」(井浦)

 
美術品を観る井浦さんの眼が少年のようにキラキラしてたw

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ビネッテ・シュレーダー(Binette Schroeder)

2015-01-16 17:05:03 | 
OCN参照

『お友だちのほしかったルピナスさん』(1969)
『こんにちは トラクター・マクスくん』(1971)(リンク先同上
『ラ・タ・タ・タム ちいさな機関車のふしぎな物語』(1973)(リンク先同上
『わにくん』(1975)(リンク先同上
『ぞうさんレレブム』(1978)(リンク先同上
『グリム童話 かえるの王さま』(1989)(リンク先同上
『ラウラとふしぎなたまご』(2000)(リンク先同上

『アーチボルドのほっぺた』(1970)
『満月の夜の伝説』(1993)(リンク先同上

『ほらふき男爵の冒険』(1977)

『影の縫製機』(1982)

『美女と野獣』(1986)

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ミヒャエル・ゾーヴァ(Michael Sowa)

2015-01-16 16:43:42 | 
[挿絵本](ウィキ参照。順不同

エスターハージー王子の冒険(イレーネ・ディーシェ、ハンス・マグヌス・エンツェンスベルガー作、那須田淳、木本栄訳、評論社、1998年)
魔笛(那須田淳文、講談社、2002年)(リンクは同上)
プラリネク あるクリスマスの物語(アクセル・ハッケ作、三浦美紀子訳、三修社、2005年)(リンクは同上)
少年のころ(那須田淳作、小峰書店、2005年)(リンクは同上)

思いがけない贈りもの(エヴァ・ヘラー作、平野卿子訳、講談社、1997年)

ちいさなちいさな王様(アクセル・ハッケ作、那須田淳、木本栄訳、講談社、1996年)
クマの名前は日曜日(アクセル・ハッケ作、丘沢静也訳、岩波書店、2002年)(リンクは同上)

キリンと暮らす、クジラと眠る(アクセル・ハッケ作、那須田淳、木本栄訳、講談社、1998年)

エーリカ あるいは生きることの隠れた意味(エルケ・ハイデンライヒ作、三浦美紀子訳、三修社、2003年)

ヌレエフの犬 あるいは憧れの力(エルケ・ハイデンライヒ作、三浦美紀子訳、三修社、2005年)

恐るべき天才児(リンダ・キルト作、二宮千寿子訳、三修社、2006年)
『パパにつける薬』アクセル・ハッケ著(リンクは同上)

お皿監視人 あるいはお天気を本当にきめているのはだれか(ハンス・ツィッパート作、諏訪功訳、三修社、2009年)

ひみつのプクプクハイム村 (ミヒャエル・ゾーヴァ作, 木本栄訳、講談社、2013年)


[画集]
ゾーヴァの箱舟(BL出版、1998年)

ミヒャエル・ゾーヴァの世界(講談社、2005年)

ミヒャエル・ゾーヴァの仕事(講談社、2009年)


[展覧会]
『ミヒャエル・ゾーヴァ展』@銀座松屋

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『思いがけない贈り物』 ミヒャエル・ゾーヴァ画

2015-01-16 16:43:41 | 
『思いがけない贈り物』
エヴァ・ヘラー/著 ミヒャエル・ゾーヴァ/イラスト 平野卿子/訳

(ノートから感想メモを見つけたから追記

絵がとっても『ゾマーさんのこと』に似ていて惹かれた。

大人のための絵本ってことだけれど、話はシンプル。
サンタがxmasの夜ギリギリになって、人形が1つ余っていると気づいて、
いろんな子どものウチを回るけど、皆恵まれた子どもばかりで、あまり有り難がらない。

結局、人形本人に聞くと、「自分はある女の子の10年後のプレゼントになるはず」だという。

アルファベット順に人形をもらって名前をつけている子で、
Sで始まる名の人形までいくには、それだけの時間がかかるのだが、
サンタは“思いがけない幸せ”として女の子にプレゼントする。


(2002年、ここで初めてゾーヴァに出会ったのか

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