メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

#AustraliaBushfires #オーストラリア森林火災@SNS英語術

2020-03-04 13:03:37 | テレビ・動画配信
出演:
はるひ
ゴリ
拓殖大学非常勤講師 塚越健司
立教大学名誉教授 鳥飼
翻訳家 カズオ


【内容抜粋メモ】

去年11月 オーストラリア観測史上最大級の森林火災が起きた
煙や塵で真っ赤に染まる空

現地からは日々刻々と変わる様子がアップされました
被災地からの SNS を通して被害の実態に迫ります

私たちに何かできることがあるのでしょうか?





はるひ:2月上旬、収束したということではあるんですが

ゴリ:日本ではちょっと考えられない規模と期間の長さですよね

塚越:
今回の火災で日本の1/3に当たる面積が焼けてしまった
ニュースでご覧になってる方もいらっしゃると思うのですが
実態はどうかも見ていきたいですし
災害と SNS の関係も考えてみたいと思います


2019年9月10日のツイート
こちらはニューヨークタイムズの森林火災の記事を受けて投稿された



「オーストラリアの森林火災 早くに到着」


ゴリ:
毎年起きていることなんでしょうね
乾燥する時期になると
それが早めに起きたということですか?

塚越:
原因として考えられるのは、高温であること
長期的な干ばつによって乾燥が起きている
これが火災が早くなった原因ではないかと言われている

実態を世界に知ってほしいということで

昨年12月にシドニー在住の男性がツイートした投稿
火災の様子が動画で投稿されている



「熱波が森林火災をさらに悪化させている
 シドニーを囲んでいる大火事が悪化した
 惨憺たる状況の中でさらに悪くなっている」



はるひ:黒煙がすごい これは実際どの地域の被害が深刻だったんですか?

塚越:
オーストラリアの東部
シドニーがありますニューサウスウェールズ州と
クイーンズランド州で11月には非常事態宣言が発令された





「真っ赤に染まる空」



「これは夕焼けではありません
 森林火災の中にいたらこのような風景になります」


カズオ:
オーストラリアだけではないんです
隣国のニュージーランドでは森林火災の煙の影響で
氷河が赤茶色に染まった現象も報告されていますし
南米でも煙の影響で太陽が赤みがかって見えた


1月6日
チリとアルゼンチンの気象局がオーストラリア森林火災による煙霧の影響を発表

はるひ:地球規模の大気汚染ですね


「動物の被害を伝える投稿」








浜辺に「オーストラリアバーニング」と書いてあります
ユーカリの木につかまったコアラの絵

こちらはクマデで浜辺に大きい絵を刻む作風で知られているアーティストの方の作品
声をあげられない動物たちはどうなってしまうのか
これはわれわれ人間自身に問いかけているんだという風に述べています

はるひ:コアラは各地で何千、何百万匹も死亡したと言われていますよね

ゴリ:
人間は言葉が喋れるから訴えることができるけれども
自分たちが環境破壊したわけではない動物たちが
叫ぶこともできないというのは
より人間が考えなければいけないことなのかなと伝わってきますね


「見渡すかぎり動物の死体」



「動物は塀を壊して逃げてきた
 本当にいたたまれない光景だ」


シドニー大学の生態学者の推定
野生動物4億8000万匹以上が犠牲になった




「9月以来、この州だけでも
 少なくとも4億8000万の哺乳類、鳥、爬虫類が死んでしまった
 壊滅的な状況です」


鳥飼:私も間違えたかなと思う位の数です

ゴリ:僕らもコアラやカンガルーなどメジャーな動物ばかりニュースで知りますけれども


「生息地の3割を失った113種の動物に支援が必要」(オーストラリア政府の報告)

塚越:政府の発表によると、少なくとも動物の生息地の3割は失われている

はるひ:命が助かったとしても棲むところがなくなってしまったんですよね


「誤った拡散」




森林火災が拡大するなか SNS では誤った情報も拡散しました
こちらは1月に投稿された画像
火災の現場を伝える写真として世界中に広まりました

(私もこれ見たことある気がする
 こんなに酷いのかとびっくりした


ツイート
「これが拡散するとは思わなかった 是非以下を読んでください」

「viral(拡散する)」
日本語ではバスる(buzz)とか言いますね
ちょっとガヤガヤ騒ぐという意味

これは NASA の約1ヶ月の衛星写真データを元に作成された3 D 画像が
ある1日の衛星写真として誤って拡散された

(それでも1か月でこれだけ焼けた事実は同じ

NASA のデータとして拡散されてしまった
拡散したクリエイターの方は
誤解を生んでしまったということで責任を感じて説明を加えた

はるひ:
災害時こそ本当に情報の見極めが大切で
今は風評被害がすごく多いじゃないですか

塚越:
デマとか悪意のある拡散もあるが
今回のように善意でも拡散が間違った方向に起きてしまうということもある
そこをもう少し考えなければいけない

今では Twitter などでは自治体から公式のアカウントがかなり多く出ていますので
何かあった時にはまず公式の自治体のアカウントをチェックしていただきたいと思います

(東日本大震災では、その公式の発表がデマじゃなかったっけ?



「懸命に消火活動を行う消防士たちの声」




被害が最も深刻だったオーストラリア南東部
州内では100件以上の火災が発生
消火活動は長期にわたりました


「消防士の妻が投稿した動画」




「パパ!」と何度も呼びながら家から飛び出てくる2人の少女の動画
犬も大喜びで飛びついてる!

泣きながら大喜びする子どもたち
この日お父さんが11日ぶりに帰宅したのです



「消火活動は空からも行われた」





「住宅の屋根に書かれた大きな文字」
現地の消防局はこんなツイートをあげました





「“ありがとう消防局の皆さん”
 住民からの感謝の言葉が消防士たちの心の支えになっていました」


(逆にこれだけ巨大な災害にならないと
 ヒトはお互いに協力したり
 家族の愛情を確かめられないと言うだろことだろうか



「消防士たちの怒りの声」
未曾有の大災害に命をなげうって対峙した消防士たち
元消防局の責任者は昨年12月のニュース番組にこう訴えました






前ニューサウスウェールズ州消防救急責任者 グレッグさん:
昨夜2人の消防士が亡くなった火事の現場にいました
12時間勤務後、帰宅途中でそのことを知り、やりきれない思いです
今回の火災は過去に経験がない史上最大の規模です
我々は危機にあり、国は燃えています


そしてオーストラリアのモリソン首相を厳しく批判しました

グレッグさん:
CO2排出量の多い国は、気候変動の対策を取るふりをするのをやめてください
我が国に失礼です

首相が急に気候変動が森林火災に影響すると言い出しても意味がない
発言に伴い具体策を追求すべきであり
党派を超えていく必要があります
他の党とも政策を議論し、CO2排出量を劇的に削減する法案を作るべきです


はるひ:消火活動に当たっている消防士の方が訴えているということがすごく強烈

ゴリ:
世界の人も本当にオーストラリアのことを
他人事として見てはいけないという
映像とメッセージな感じがしましたね

鳥越:
今のインタビューにあったように
私たちは危機の真っ只中にいるんだ
我が国は燃えている

そしてモリソン首相に対してかなり厳しく迫っています
与党も野党もなく政治的な線を乗り越えて
他の党も仲間に入れて、国家的な計画を立てて
本当に抜本的にCO2排出量を削減する具体案を
しっかりと練り上げなさいということを迫っています




はるひ:現場からの叫びは強烈ですね

鳥越:あんなに近くに行って命をかけて仕事をしたわけですからね


「家族が被害を受けた女性の投稿」



「これは私の父の家です
 森林火災で2週間前にこうして破壊されました
 兄夫婦は今日自宅から避難しなければいけなかった
 私は今こそ気候変動について我々が話し合うちょうどいい時だと思います」


ゴリ:
自分が住み慣れた家とかが、何もできずただ燃え尽くされていく

僕は沖縄出身で、最近首里城が燃えている映像をただ見るしかなかった
何とも言えない、心にぽっかり穴が開くみたいな気持ちになったんですよ
沖縄県の象徴でしたから

我が家だともっとプライベートなことじゃないですか
思い出とか、子どもが育っていった過程とか
それがただなくなっているの行くのを見るだけ



「1月10日のデモ」
オーストラリアの各都市で政府に対して気候変動対策を求めるデモ




気候変動対策を大規模にしなさいという大規模なデモが起きました
特にシドニーでは3万人以上が参加したと言われています

はるひ:
番組でも1年にわたってこの問題を取り上げてきたんですが
改めて真剣に向き合わなければいけないですし
一人が立ち上がっても無力じゃないかって思うよりも
今は SNS などで世界に発信できる時代なので

少しでも何か自分にできることがあればというのは
これからも課題として考えていかなければいけないなと思いました


「俳優ラッセル・クロウ(55)」




被災者として火災の情報を SNS で発信し続けた
映画『グラディエーター』の主演でも知られるハリウッドスターです

最初の投稿は2009年11月13日
彼の所有地が被害に遭いました



「昨日夜遅く、私の土地が火災に襲われた
 同じ谷に住むすべての人々に心からお見舞い申し上げます」


11月25日 現場から投稿を続けます



「まだ燃えている いたるところで煙が立っている」

ラッセルは森林伐採を始めます

「やっとここまで来た
 もっと先に行きたいがこんな感じじゃ難しい

 私の後ろで2名の青年たちがチェーンソーで伐採している
 もっと遠くまで作業するにはチェーンソーの数は十分だとは思えない
 見てくれよこの土地を」



(森林破壊が要因で起きた火事の延焼を防ぐために
 さらに伐採するって因果だね・・・


11月27日
すすけた自らの帽子についてこんな投稿をしました





「この帽子をオークションに出そうかな
 最高額の入札者にはサインを入れて送るよ
 僕が落札価格の2、3倍の金額にして
 ニューサウスウェールズ州の消防局に寄付しよう


(寄付もいいけど、まずはハリウッド俳優に支払われる
 バカみたいな報酬を下げて、その分、ほかに分配したら
 格差がなくなる→森林破壊が減る


2020年1月6日
ラッセルはゴールデングローブ賞テレビ部門主演男優賞を受賞
しかしロサンゼルスの受賞会場に彼の姿はなかった

これは授賞式当日の投稿



「ゴールデングローブ賞に感謝します
 本当に素晴らしい共演者と仕事ができた」

多くの共演者たちから寄せられた励ましの言葉に感謝を捧げ
火災に向き合う覚悟を動画で伝えました
放水ポンプを始め、自ら消火道具一式を揃えたのです



「危機的状況に陥った場合に備えて、このトラックを用意した
 車内にはスペアのホースや防火服、手袋、呼吸器
 火災と戦うために必要なものをすべてがある」


2020年1月20日
同じ土地の2枚の写真を投稿しました



「火の手が通り過ぎた後の10週間前と
 週末に大雨が降った後の今朝の私の土地」

自然の力を伝えるこの投稿は、大きな共感を呼びました

(結局、ヒトが死に絶えたとしても
 自然やその他の生物は、地球がある限り
 長い時間をかけて回復していくんだと思う


ゴリ:
最後の写真が感動的ですね
生きようとする力を感じるというか
この国を愛する者として伝えたいんだって言う


オーストラリア東部は2月上旬の豪雨
各地の火災が鎮火に向かった

(去年から燃え始めて、消えたのがやっとこの間なんだ!驚×5000

塚越:2月6日からオーストラリアの東海岸は大暴雨でほぼ鎮火したと言われています

(大暴雨っていうのも、なんだか・・・

ニューサウスウェルズの消防署も
このような歓喜のツイートをあげていました




鳥越:
恵みの雨のはずだったけれども大洪水でしたね
被害が大きかったんです


「30年ぶりの降水量を記録 洪水被害」




シドニーでは2月6日から4日間で
30年ぶりの降水量を記録し洪水被害が起きた

塚越:
4日間の降雨量としては30年間で一番
火災の後は大豪雨で洪水被害が起きた
やはり気候変動の現象のひとつだと多くの人が思っている
非常に皮肉なことになった
極端ですよね

ゴリ:
「オーストラリアは大変だな」っていう風に見るのではなくて
地球というのがひとつの国と考えて

我々も行動したほうがいいんだろうな

オーストラリアもスタートでしかないような気がする
地球が壊れていく

ここまでならないと人間は気づかないのか
って言われているような気がして
今地球で動かないと、本当にすぐ目の前まで来てるからな
って言われてるような気がしました

はるひ:
本当にどうにかしなきゃな
鬼気迫るものがあって
SNS によって知ったっていうのは本当に恥ずかしいですけれども

塚越:
やはり世界的にも再生可能エネルギーという取り組みで
企業価値が問われるようになってきた

Amazon やマイクロソフトなどはCO2除去技術を開発
自社の電力を再生可能エネルギーに転換すると発表

(なんでこれまでやらなかったのかねえ

アメリカの超大手のIT企業を始めとして
いろんな企業でCO2の削減にも取り組んでいる
そういうプロジェクトをどんどん出している

技術を使うことで新たなエネルギーのあり方というのを
探していくのも重要かなと思います
それが持続可能なサステナビリティということですね


***


「NASA FIRMS」(2020.3)






私がインスタでフォローしているeco.japanで知ったサイト

「7days」ということは、この1週間でこれだけ燃やされたってこと?!
これじゃ、地球から森がなくなるのは時間の問題

それも、私たちが毎日消費している身近な食品、日用品や、経済活動が原因
そして、大規模なプランテーションで貧困層を働かせて儲けようとする大企業と
それを許す国、政府、一部の富裕層の結託

まさに需要と供給の関係
だとしたら、企業が儲ける方向を変えられるのは、顧客としての私たち一人ひとりだ


日本にも「野焼き」のニュースを時々見るけど、どう違うのか

【熊本】日本一の面積、阿蘇の野焼き!通常は絶対立入禁止の野焼きを間近で見られるモニターツアー・2018年は宿泊者限定




焼畑農業のデメリット・メリット!焼き畑の仕組み・意味とは?


私がフォローしている「thedodo」でも投稿されていた




焼けた木々、まるでヒトに助けを求めるように
道にポツンといる1匹のコアラ
これ以上象徴的な姿があるだろうか

今、これから1人ひとり、出来ることから始めなければならない



【ブログ内関連記事】

#ClimateChange 気候変動@SNS英語術

『地球が壊れる前に』原題:Before The Flood

『不都合な真実』(2006)

「読書感想メモリスト2」カテゴリー内の【環境・エコ】ほか参照

topics~世界を変えるための17の目標 ほか




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